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#君の香り恋する夏

20 posts

TOP POSTS

- 君の香り、恋する夏 - 15
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<西島side>
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ー 現在 ー
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ちーちゃんは、全然変わってなんかいなかった。
変わったのは、大切にしている彼が居ることと、あの頃とは違う香り…。
それでもやっぱり、俺はまだちーちゃんを好きだと思ってしまう…。
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テツ) そういえば、さっき飲み放題終わったけど、どうする?場所、移動する?
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秀太) そうだな。移動するか。
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涼介) 千晃ちゃんは時間、大丈夫?
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千晃) うん。彼も近くで飲んでて、これから2軒目行くってライン来てたから。
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西島) …………
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葵 ) …にっしー、ありがとね。花束。笑
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西島) いや、別に。葵ちゃん、2人で幸せにね。それと…涼介のことよろしく。笑
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葵 ) うん。…にっしーも。にっしーも早く見つけなよ?
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西島) …え?…あぁ、うん…。…だよね…
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テツ) なぁー、次カラオケ行こうぜ。
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秀太) はぁ?またかよ?テツはほんっと、カラオケ好きだよな(笑)
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涼介) いぃんじゃないの?いつもの感じで。
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秀太) まぁ、それもそうだな。
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俺だけか…俺だけがまだ、あの頃の想いを引きずったまま。
早く次の恋、見つけなきゃだよな…。
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涼介) 混んでるな。どんぐらい待ちなんだろ?
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テツ) 俺、聞いてくる。
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千晃) ふふ。てつやくん、ほんと変わらないね。相変わらず、愛されキャラなんだ。
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秀太) なんか憎めないんだよな。ほんと、かわいいやつ。
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西島) …………
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宇野) あれ?……お花屋さん?
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西島) …え?…あ!こないだの…
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宇野) あー!やっぱりお花屋さんだぁ~!どうもこんばんは~。笑
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千晃) …………
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西島) は…?なに…なんかちょっと酔ってる?
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宇野) えぇ、酔ってますけど?なにか問題でも?
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秀太) …なに?西島、知り合い…?
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西島) いや、知り合いっていうか…
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宇野) あーっ!そうやって他人のふりするんだぁ~!そもそも、お花屋さんさ/
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西島) ちょっと…うるさい!…いいから、こっち来て!
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千晃) …………
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そう言って俺は彼女の手を引いて、みんなから少し離れた場所へ行った。
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宇野) ちょっと…なによもう…
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西島) つか…なんなの?俺のこと嫌いなんだよね?だったら絡んでくんなよ…
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宇野) べつに嫌いなんて言ってないじゃん。ただ苦手って言っただけで。
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西島) …あの時はごめん…。確かにちょっと言い過ぎた…
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宇野) あ〜あれね〜。まぁ確かに失礼だったよね。でも…あたしもなんか感じ悪かったし。…あの時はごめんね?笑
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西島) // …え?それ、本気で謝ってる?
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宇野) 謝ってるよ〜。誠心誠意、心を込めて。笑
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西島) ……ったく、酔っぱらい!なんっか、信用できないんだけど。どうせ明日になれば、全部忘れてるんだろ?
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宇野) 忘れないよ。自分が濡れちゃうのに、あたしなんかに傘貸してくれてさ。優しいじゃん、なかなかイケメンじゃんって思ったし。それに、なんかいい匂いするって思った。笑
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西島) // は?なに…いきなり…
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宇野) お花屋さんの格好も似合ってたよ。エプロンなんかつけちゃって、なんかかわいかったし。うん、やっぱイケメンだった。笑
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西島) /// あのさ…
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宇野) でも〜、まだ性格分かんないからな。全然好きじゃない。やっぱりまだ、直也が好き。直也しか居ないもん…
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西島) え…?なおや?
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宇野) お花屋さんは、ちぃちゃんでしょ?
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西島) // はっ ⁈ …な、なに言ってんの…
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宇野) え〜っ、ちぃちゃんだよね?
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西島) ばっ…声が大きい!
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梨花) …実彩子?部屋、空いたって。
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宇野) あぁ、うん。今行く〜!
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西島) …………
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宇野) お花屋さん、辛いけどお互い頑張ろうね!笑
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西島) は…?…全然、意味が分かんないんだけど…
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宇野) 今度、お花買いに行くね。ばいばい。笑
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西島) …え…
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なんだ?あの子…。
" なおや " …。あの子もまだ、忘れられない人が居るのかな…。
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テツ) ちょっと、にっしー!誰だよ?今の子。すげぇー美人じゃなかった?
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西島) べつに誰でもないよ。
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秀太) けど、知らないやつって感じじゃなかったよな?
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涼介) うん、なんかすごい仲良さげ。
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千晃) …………
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西島) いや、だからほんとに…
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宇野) 西島くん!
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西島) …えっ ⁈ …な、なに?
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宇野) はい、これ。
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西島) え…なに、これ?
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宇野) あげる。じゃあ…また。笑
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西島) …は?
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千晃) …………
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西島) なにこれ…。西島くんて…変なやつ。
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彼女が俺に渡しに来たのは、ポケットティッシュだった。
街中で配られているような…そんなティッシュ。
でも、なんでわざわざティッシュなんか…?
隣にはちーちゃんがいるのに、彼女が去ったあとの残り香に、なぜか少しだけ心が揺れる自分が居た…。
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#aaaストーリー #たかうの #君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 14
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<伊藤side>
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テツ) ジャーン!仕事帰りにホームセンター行ったら、花火売っててさ、思わず買っちゃったよね。
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秀太) デカっ!…で、なに?それ、今日やるつもりなの?
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テツ) あたりまえだろ。何のために買ったんだよ(笑)
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涼介) えー、じゃあ葵も呼んでいい?この前、葵も花火やりたいって言ってたんだよ。
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西島) うん、呼びなよ。…あ、ちーちゃん初めてだよね?葵ちゃんに会うの。
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千晃) うん。…でも、大丈夫かな?わたしもいて…
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西島) 出た!ちーちゃんの気にしすぎ。そんなの気にすることないし。でも、そこがちーちゃんのいいとこだよね。笑
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千晃) // 別にそんなんじゃ…
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テツ) 相変わらずお熱いですね。なんかそこの2人だけ夏になってっけど?言っとくけど、まだ梅雨明けてないかんね?
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涼介) 梅雨明ければいいけどな。なんかいつまでも2人して、うじうじしてそうじゃない?
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秀太) ほんっと、それな(笑)
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西島) だからさ、なんなのそれ?…ほらぁ!ちーちゃん困ってんじゃん。
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千晃) …………
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涼介) だから、にっしーも早く素直になれって。
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西島) // …はぁ?なにが…
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秀太) 西島、おまえ顔紅くなってんぞ?(笑)
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テツ) はは!すげぇー素直だし。もういい加減、好きって言っちゃえよ。
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西島) // だから違うって!俺らはほんっと、仲良いってだけで…まじさ、ほんとやめて。そうゆうの…
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涼介) …ごめん…。俺らもちょっと調子ん乗りすぎたわ…。千晃ちゃん、ごめんね?
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千晃) …ううん、いつものことだし。大丈夫、気にしてないから。笑
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西島) …………
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気にしてない。なんて…嘘ばっかり…。
みんなに茶化されることも、本当はまだ慣れなくて、どう反応したらいいのか正直分からない…。
だけど…一番分からないのはにっしーの気持ち。
にっしーはわたしのこと、本当はどう思ってるんだろう…。
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秀太) ウェーイ!
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テツ) 熱っち!ちょっ…秀太、まじ本気でやめろって!危ねぇーだろ!
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西島) ウェーイ!
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テツ) 熱っ!だから熱ちーんだって!まじほんっと、にっしーふざけんなよ~。
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涼介) ははは!
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葵 ) もう、ほんとに危ないよ?…まったく、子どもじゃないんだから…
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千晃) …………
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葵 ) ……千晃ちゃん?どうしたの?…具合でも悪い?
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千晃) …え?あ、いえ…なんでもないです。大丈夫です。笑
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葵 ) …それならいいけど…。
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西島) ??
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葵 ) …涼介、なんか喉渇いた。飲みもの買いに行こ。
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涼介) え?……あ、うん。そうだな。
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秀太) ……なんか花火、足りなそうだな。テツ、買い足しに行こうぜ。
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テツ) え?まだいっぱいあんじゃ/
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秀太) いいから、行くぞ。
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西島) …………
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千晃) …………
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西島) ……なんか急に静かになったね。
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千晃) うん…そうだね。
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西島) …ちーちゃん、線香花火やらない?それで早く落ちたほうが、この夏やりたいことを言うってのはどう?
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千晃) やりたいこと?
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西島) うん。本当にやりたいこと。…で、ちょっと勇気出さないと言えないこと。
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千晃) 勇気…うん、わかった。笑
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西島) じゃあ、勝負ね。笑
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この夏、やりたいこと…。
にっしーは何がやりたいんだろう…?
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千晃) なんかもう、にっしーの落ちそうじゃない?(笑)
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西島) まじほんっと、落ちんな!……あっ!…落ちた…
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千晃) やったぁ!わたしの勝ち~。笑
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西島) あーっ、まじかぁ…
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千晃) ふふ。じゃあ、にっしー負けたから言って。この夏、やりたいこと。
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西島) えーっとね、俺は海に行きたい。ちーちゃん、海、好き?
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千晃) うん、好き。
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西島) じゃあ…一緒に行こう?
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千晃) うん、行く行く。笑
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西島) …みんなでじゃないよ?2人で…
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千晃) …えっ?
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西島) だめかな?
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千晃) /// べ、べつにいいけど…
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西島) ほんと?
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千晃) // うん…
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西島) …ありがと。…すっげー嬉しい。笑
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千晃) /// うん…
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西島) …ちーちゃんは?ちーちゃんは何かないの?やりたいこと。
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千晃) え~?やりたいことかぁ…う~ん、なんだろ……あ、花火。花火大会に行きたい…
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西島) いいねー!夏って感じで。多分、秀太とテツも暇だと思うし。
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千晃) ……2人でだよ?
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西島) え…?
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千晃) /// にっしーと2人で行きたいなって…
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西島) // えっ…あ、うん。そう…だよね。うん。行こう、花火大会。笑
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千晃) // もう、にっしー普通、逆でしょ?花火大会こそ2人だし(笑)
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西島) はは。そっか、そうだよね。
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千晃) ふふふ
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嬉しかった。楽しみにしていた。
にっしーと海に行くことも、花火大会に行くことも。
それまでには、ちゃんと好きって言えたらいいなって、そう思っていた…。
だけど…結局どっちの約束も叶うことはなかったな……。
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#君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 3
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<伊藤side>
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千晃) …………
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真 ) ……似合いそうやな、その浴衣。
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千晃) ! …びっくりした~!もぅ、いつから居たの?
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真 ) ん?さっき。
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千晃) 早く声かけてよ。いきなり後ろからとか…ほんとびっくりするじゃん。
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真 ) だってちあき見てたら、おかしなって。ジーッって。その浴衣、そんなに気に入ったんか?
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千晃) …え?……うん。今年は真ちゃんと花火大会行きたいなと思って。
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真 ) 初めてやもんな。ちあちゃんと付き合うてから、初めての夏。
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千晃) うん。ふふ。なんか楽しみ。
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真 ) 何が?
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千晃) 夏って、なんかワクワクしない?日が長いから、やれることも多い気がして。夏にしかない空気も、あの朝焼けの感じも、なんか好きなんだ。
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真 ) 真冬生まれやのに?
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千晃) え?それ関係ある?
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真 ) 関係ないか(笑)
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千晃) ふふ。もぅ、真ちゃんは。
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真 ) 俺も楽しみやで。ちあきといっぱい、色んなことしたい。今しか出来んこと、夏にしか出来んこと、いっぱいあるもんな。
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千晃) うん。笑
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真 ) ……あ、そうや。ちあちゃん、これあげる。
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千晃) え…?香水?
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真 ) おん。ちょっと時間あったから、健太んとこ寄って来たんや。
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千晃) 健太くんか。なんか久しぶりに名前聞いた気がする。健太くん、元気だった?
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真 ) おん。あいつ、ずっと喋っとったわ。今度、3人で飲み行きたい言うてたで。
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千晃) え?あたしも?
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真 ) おん。
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千晃) わたしはいいよ。2人で行って来なよ。笑
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真 ) そんなら、行かんでええわ。
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千晃) え…?なんで?
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真 ) あいつ、酒グセ悪いから。酔うとすぐ女の子呼びたがるねん。俺、ちあきに心配掛けたくないし。
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千晃) 真ちゃん…
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真 ) 俺も嫌やしな。もし、ちあきが知らん男と仲良うなったりしたら。せやから、ちあちゃんが行かんのやったら、俺も行かない。
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千晃) もしかして…わたしのせい?真ちゃん、健太くんと飲みに行かなくなったのって、わたしに気ぃ遣って…
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真 ) そんなわけないやろ。俺はちあきと居ったほうが楽しいし、幸せやから。それにな、もう飽きたわ。健太とは散々、遊んでたからな。
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真ちゃんは優しい。
別にそんなこと、言わなくてもいいのに…。黙って飲みに行けばいいのに…。
わたしがやきもち妬きだから、すぐに不安がるから…だから真ちゃんは、きっと健太くんともあまり遊ばなくなったんだろうな…。
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千晃) …行こ?今度、健太くんと3人で飲みに。
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真 ) ええよ、別に。そんな気ぃ遣わんで。
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千晃) ううん。あたしが行きたいの。
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真 ) ほんまか~?なんか嘘くさいわ。
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千晃) ほんとだってば~。真ちゃんの友達はわたしも大事にしたい。それに真ちゃんにも自分の友達、ちゃんと大切にしてほしいから。
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真 ) ちあき…
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千晃) ごめんね?全然、気づかなくて…
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真 ) あほ。謝ることなんか何もないやろ?…ちあき、ありがとうな。笑
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千晃) /// …あほ。ありがとうはこっちのセリフだし。
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真 ) あ!また真似した!ちあちゃん、たまに俺のことバカにしてるやろ?
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千晃) してないよ~(笑)
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真 ) してるやん、絶対。せやけど、かわいいから許したる。笑
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千晃) /// またそうやって…褒めればいいと思ってるでしょ?
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真 ) そんなん思ってへんよ。本心やで?本心。
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千晃) // …じゃあ、そういうことにしといてあげる。……こ、香水、開けてみてもいい?
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真 ) ふふ。おん。新作なんやって。ちあちゃんぽい匂いやな~思うて。
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千晃) ………うん。うんうん!いい匂い!なんか…夏っぽい香りだね。笑
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真 ) ほんま?嫌いな香りやない?
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千晃) 全然。うん、すき。この匂い。本当いい香り。真ちゃん、ありがとう。
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真 ) よかったら使ってな。笑
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千晃) もちろん使うよ。…真ちゃんは?真ちゃんは何か欲しいものある?あたしも何かお礼がしたい。
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真 ) ええよ、そんなん気にせんで。俺があげたかっただけやし。笑
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千晃) でも………!
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優しいのに、ちょっとだけ意地悪そうな表情で笑うと、真ちゃんはわたしにキスをした。
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千晃) ////// ………
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真) …ふふ。
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千晃) ///// ちょ、ちょっと…
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真 ) お礼、今のキスで充分やわ。笑
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千晃) ////// なっ…ちょっと……急に恥ずかしいし……
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真 ) ほんまにちあき、かわいすぎやで?笑
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千晃) // もう、ほんとやだ…
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真 ) ほんまは嬉しいくせに。ふふ。ほら、早よごはん食べ行くで。もう、お腹ぺこぺこやわ。笑
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夏になると、思い出す人がいる。
思い出す恋がある。
楽しいのに苦しくて、嬉しいのに切なかった…そんな恋。
だけど、それももう今は懐かしい思い出。
真ちゃんと出逢って、真ちゃんに恋をして、真ちゃんと一緒に居られる今が、すごく幸せだから…。
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ーーーーーーーーーーー#君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 10
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<伊藤side>
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隆弘くん、なんかちょっと雰囲気変わった気がするな…。
前よりちょっと、大人っぽくなった感じがする。
隆弘くんと初めて会った日から、この秋で2年になるのか…。
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ー 2年前・秋 ー
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秀太) 伊藤ちゃん。笑
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千晃) …末吉くん。お疲れさまです。
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秀太) 今回、伊藤ちゃん幹事なんだって?
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千晃) えっ…なんで知ってるの?
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秀太) 俺も誘われたんだ。藤本さんの送別会。
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千晃) そっか。末吉くん、藤本さんと仲良かったもんね。
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秀太) うん。…手伝おっか?店探すのとか色々。
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千晃) え…いいの?
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秀太) はは。うん。伊藤ちゃん、ちょっとめんどくさいなって顔してる。
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千晃) えっ ⁈ うそ?…そんな顔してた?
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秀太) うん。まぁ…なんとなく?
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千晃) やだ…ほんっとダメだよね、あたし…
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秀太) いぃんじゃないの?素直で。笑
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千晃) 末吉くんさ…それ、褒めてる?
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秀太) はは。一応ね。まぁ俺、そうゆうの苦手じゃないし。俺の友達さ、花屋で働いてんだよ。だから、花束とかもそこで買えばいいんじゃない?
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千晃) えっ?そうなの?あたし、花好きなんだ。
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秀太) まじで?そいつ、めちゃくちゃいい奴だから。伊藤ちゃんが行った時はサービスするように、今から言っておくわ。
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千晃) ふふ。末吉くんこそいい奴じゃん。
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この時は、末吉くんの友達は女の子だって、そう思っていた。
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秀太) ……西島、お疲れ。笑
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西島) おぉ秀太、お疲れ。何だよ、いきなり。どうした?
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秀太) どうしたって、花束の予約しに来たに決まってんだろ。
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千晃) ………
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西島) …あぁ…そっか。…え…何?秀太、おまえ彼女出来たの?
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秀太) え…?はは。違げぇーよ。この子は同じ職場の伊藤ちゃん。同じフロアなんだ。
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千晃) は、はじめまして…伊藤です…
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西島) 初めまして。西島隆弘です。笑
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千晃) /// あ…千晃です。伊藤千晃…
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西島) はは!ちあきちゃんか。よろしくね。笑
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千晃) // よろしくお願いします…
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秀太) ……つかさ、なんなの?おまえ。
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西島) …え?俺?
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秀太) おまえしか居ないだろ。本当にさ、おまえは笑うな。
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西島) は?なにそれ?
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秀太) いいから。今日から俺の知り合いには、笑顔禁止な。
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西島) なんだよそれ?意味分かんないけど。…ちあきちゃん、なんか秀太ヘンじゃない?
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千晃) //// えっ…
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秀太) まじ近い、近い!…いいから早く見積もれよ。
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西島) はい〜?まだ何も聞いてませんけど〜?
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秀太) うっさいわ!その顔っ!腹立つ〜(笑)
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西島) はは!で、どんな感じがいいとかあったら。あと予算とか…
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かっこいいって思った。
笑った顔がかわいいって…。
末吉くんは鋭いな…。
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西島) …じゃあ、来週の水曜に。本当に配達しなくて大丈夫?
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千晃) 大丈夫です。取りに来る時間あるので。
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西島) そっか。それじゃ、用意してお待ちしております。笑
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千晃) // よ、よろしくお願いします…
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秀太) 西島さ、もうすぐ閉店だよな?俺らこれから飯食いに行くんだけど、よかったら一緒にどう?
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西島) 悪い、今日はちょっと…
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秀太) あ、未央ちゃん?
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西島) うん…また今度、機会があったら誘って。笑
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秀太) あぁ。笑
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千晃) ………
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「みおちゃん」。
そうだよね…彼女、居ないわけがないよね…。
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隆弘くんと初めて出会った時、隆弘くんには彼女が居た。
だからわたしも、その時の花束を買っただけで、そのあとお店には一度も行かなかった。
だって彼女が居る人を好きになっても、叶わない想いだって分かっていたから…。
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ー 2ヶ月後・12月 ー
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秀太) 伊藤ちゃんさ、彼氏出来た?
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千晃) 末吉くんさ、居ないって分かってて聞いてるでしょ?
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秀太) はは。バレた?
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千晃) 段々ね、なんか分かってきたよ、わたしも(笑)
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秀太) はは。だよな。…じゃあさ、伊藤ちゃんも来ない?イブの日、ぼっちの奴らで集まるから。
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千晃) えっ…でも、あたしなんかが行ったら気まずくない?
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秀太) 全然。むしろ盛り上がりそうだわ。あ、あいつも来るし。西島。
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千晃) …え?西島さん?…でも彼女…
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秀太) あぁ…別れた。最近ね。浮気されてたんだって。
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千晃) …浮気…
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秀太) あいつはしねぇーよ?ああ見えても一途だから。
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千晃) ………
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秀太) 伊藤ちゃん、来る?
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千晃) ……うん。じゃあ、行こうかな…
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秀太) オッケー。また場所とか決まったら教えるわ。
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千晃) うん。
.
.
また会えるんだ。
もう二度と会うことはないって、そう思っていたけど…。
今度は仲良くなれるかな?仲良くなりたいな…。
西島さんのこと、色々知りたいな…。
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* しばらく、にしちあの過去の回想シーンになります☆
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#君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 7
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<西島side>
.
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また会えた。
この前すれ違ったのも、きっとあの子だったのかな…。
ちーちゃんと同じ香り…。
泣いてたな…傘、さしてなかったな…。
制服着てたけど、この近くで働いてるのかな…。
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客A ) すみません…
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西島) …あ、はい。いらっしゃいませ。
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客A) 2000円くらいで花束、作ってほしいんですけど…
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西島) はい、かしこまりました。ご希望とかありますか?色とか…花の種類とか…
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なんで泣いてたんだろう…。
また、会えるかな…。
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西島) お待たせ致しました。…こんな感じでどうですか?
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客A ) わぁ!はい、大丈夫です。とっても可愛い。ありがとうございます。笑
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西島) よかったです。気に入って頂けて。笑
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客A ) /// 本当にありがとうございます。
.
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あれから一週間が経つ。
やっぱり、もう会えないのかな…。
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客A ) じゃあ、また来ます。笑
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西島) ありがとうございます。またお待ちしてます。笑
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西島) …………ふぅ…そろそろ閉店か……
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宇野) …あの……
.
西島) はい。…あっ!
.
.
声をかけられ振り向くと、あの時の彼女が立っていた。
やっぱり…来てくれた。
.
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西島) こんばんは。笑
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宇野) …こ、こんばんは…
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西島) あ、中入って?ちょうど店、閉める時間だから。
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宇野) いえ…わたしはお借りした傘を返しに来ただけなので…
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西島) いいから。さ、入って。笑
.
.
そう言って俺は、彼女の背中を押して、ちょっと強引に店の中へと導いた。
ふわっと香る優しい香り…。
懐かしくて…俺が大好きだった人と同じ匂い。
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.
西島) あ、その辺に座ってて。
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宇野) …………
.
西島) ……ふふ
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宇野) …なに?…何ですか?
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西島) え?いや…別になんでも。笑
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宇野) 何でもなくないですよね?…人の顔見て笑って…失礼だし…
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西島) あ…すみません。別にあなたの顔見て笑ったわけじゃないです。
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宇野) じゃあ、なんで笑ったんですか?
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西島) いや…この人、本当に花屋だったんだって顔が、なんかおかしくて。
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宇野) やっぱり顔見て笑ったんじゃん。
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西島) あ、そう…なのかな?ごめんなさい…
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宇野) ……別にいいですけど…
.
西島) 来てくれると思ってた。きっと、傘返しに来てくれるだろうなって。
.
宇野) ……なに?その自信…
.
.
あの日彼女に貸した傘は、店用の傘だった。
傘の持ち手のところに、うちの店のシールが貼ってある傘。
だからきっと、彼女は返しに来てくれるような気がした。
ちゃんと店まで返しに来てくれるって。
.
.
西島) いい人そうだったから。笑
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宇野) いい人…。…そんなこと言われても、全然嬉しくないですけど…
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西島) ……はは!あんた、なんか変わってるよね?う~ん…ちょっと冷めてる?
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宇野) あんたって…。…あの、さっきからずっと思ってたんですけど、なんか馴れ馴れしいですよね?あなた。
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西島) え?そう?…そうかな…?
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宇野) そうですよ。いきなりタメ口だし…
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西島) だって俺より年下でしょ?
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宇野) は?絶対、あたしのほうが年上だし。
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西島) まさか。え、じゃあいくつ?
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宇野) …うわぁ…ほんっとにデリカシーない…。普通、聞きます?女性に年齢とか…
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西島) 別にいいじゃん。だってまだ若いでしょ?24歳くらいに見えるよ?
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宇野) ……7です。…27…
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西島) うっそ!俺と同じ。タメじゃん、タメ。
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宇野) ……これ。傘、ありがとうございました。
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西島) いいえ。いいよ、敬語使わなくて。同い年なんだし。笑
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宇野) …別にいいです。もう会うこともないと思うので。
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西島) え…
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宇野) なんか苦手だから。あなたみたいな人。
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西島) 俺も。
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宇野) …え?
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西島) 俺も苦手。あんたみたいなタイプ。
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宇野) は?…なっ…別に好いてもらわなくても結構ですから!
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西島) 俺だってガッカリしたし。なんか言葉にトゲがある感じでさ。もっと…もっと謙虚で優しくて、おとなしい感じの子だと思ってたのに…
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宇野) そんな…ちょっと会ったくらいで何が分かるのよ…本当、嫌なやつ…
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西島) ……帰れば?傘返しに来たんなら、もう用は済んだだろ?…ていうか、傘なんて必要なかったみたいだけど。
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宇野) …!……い、言われなくても帰ります!
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西島) どうぞお気を付けて。さようなら。
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宇野) お気遣いありがとうございます。さようなら!
.
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そう言ってその場から去って行った彼女の顔は、怒りと悔しさと悲しさと…色々な思いが入り混じった表情だった。
ちょっと言い過ぎちゃったかな…。
違うに決まってんじゃんか。
俺、なに期待してたんだろう…。
同じなのは香りだけ。
あの子にちーちゃんの影を探しても、仕方ないのにな……。
.
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
#aaaストーリー #西島隆弘 #宇野実彩子 #伊藤千晃 #君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 8
.
<末吉side>
.
.
♪ピロン
.
テツ:「来週の金曜に飲む場所、ここに決まったからよろしく〜!」
.
♪ピロン
.
<返信>
秀太:「了解!」
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♪ピロン
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テツ:「そういえば伊藤ちゃんは?来れるって?」
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♪ピロン
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<返信>
秀太:「まだ返事待ち。」
.
♪ピロン
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テツ:「そっか。涼介すげー会いたがってるから、もう一回声かけてよ」
.
♪ピロン
.
<返信>
秀太:「わかった」
.
.
高校の時からずっと仲が良い俺ら4人。
その中の1人、涼介の結婚が決まった。
お祝いの会をやるのに、涼介が伊藤ちゃんも呼んでほしいと言っている。
1年前まではよく集まってたもんな、俺らと伊藤ちゃんの5人で…。
.
.
秀太) …やっぱ誘うだけ誘ってみるか…
.
.
伊藤ちゃんと同じデパートの同じフロアで働いている俺が、伊藤ちゃんを誘うように頼まれた。
けど本当はまだ、伊藤ちゃんのことを誘っていない。
西島はまだ伊藤ちゃんに未練があるし、もし気まずい空気になったら…って考えると、本当は正直、気乗りしない…。
.
.
秀太) 伊藤ちゃん。
.
千晃) …あ、末吉くん。お疲れさまです。笑
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秀太) お疲れさま。…今、ちょっと大丈夫?
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千晃) うん。お客さん居ないから大丈夫だよ。…どうかした?
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秀太) うん…。あのさ、涼介が結婚決まったんだ。
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千晃) えっ ⁈ 本当に?
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秀太) うん。
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千晃) 葵さんとだよね?
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秀太) うん。
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千晃) え〜っ、すご〜い!よかったね。おめでたいね。あ、涼介くんにおめでとうって伝えておいて。笑
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秀太) うん……で、まぁそのことなんだけどさ…
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千晃) ん⁇
.
秀太) …来週ね、お祝いの会やるんだけど、伊藤ちゃん、来れたりするかな?
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千晃) え…?わたし?
.
秀太) うん。なんか、涼介が伊藤ちゃんにも来てほしいって言ってて…
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千晃) え…
.
秀太) いや、でも無理にとは言わないから。伊藤ちゃんも彼氏居るし…
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千晃) ……うん、分かった。彼氏に聞いてみる。
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秀太) …うん。けど本当、無理しないでね。
.
千晃) 大丈夫だよ。多分、行って来ていいよって言ってくれると思うし。それで、来週のいつなの?
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秀太) あ、金曜日。
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千晃) 金曜日ね。分かった。
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秀太) あ…と……西島も来るけど……
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千晃) 分かってるよ。だって、もともとはにっしーの友達じゃない。
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秀太) …だよね。うん。…はは。ごめん。
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千晃) …にっしーは?…にっしーは大丈夫なのかな?わたしが行っても…
.
秀太) それは大丈夫なんじゃない?つか、そもそも今回は涼介の為に伊藤ちゃん呼ぶんだし。あいつは関係ないでしょ。笑
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千晃) そう…かな?
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秀太) うん。そこは気にしないで、本当に。
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千晃) うん。分かった。
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秀太) じゃあ、またラインでもいいから分かったら連絡ちょーだい。
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千晃) うん。笑
.
.
断られるかと思ってた。
伊藤ちゃんも、西島が来るなら行かないって、そう言うと思ってた。
けど、伊藤ちゃんにとって西島とのことは、もうちゃんと過去の恋になってるんだろうな…。
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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<伊藤side>
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涼介くんが結婚かぁ…。
なんか懐かしいな…みんなと集まってたあの頃が。
隆弘くんは変わりないのかな…。
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〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪
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<発信・真ちゃん>
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真 ) もしもーし。ちあき?
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千晃) あ、真ちゃん。今、電話大丈夫?
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真 ) おん。
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千晃) あのね…来週の金曜日なんだけど、友達に飲みに誘われて…行って来てもいいかな?
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真 ) おん、もちろんええよ。…何?わざわざ電話せんでも、今度会うた時でよかったのに。
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千晃) うん…。…そうなんだけど…
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真 ) あ、飲み会とかなん?女の子だけやないってこと?
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千晃) あの…うん……飲み会っていうか、末吉くんに友達の結婚のお祝いに誘ってもらって…
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真 ) …そうか。ええよ、行って来て。
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千晃) うん。ありがとう。終わったら真ちゃんのお家に行ってもいい?
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真 ) んー……だめ。
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千晃) …え…なんで?
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真 ) …なんとなく…
.
千晃) …………
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真 ) はは。嘘やで。だめなわけないやん。ちょっと、ちあきんことからかいたくなっただけや。家で待ってるな。
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千晃) 真ちゃん…。…行かないほうがいい?行かないほうがよかったら、わたし行かなくても…
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真 ) ええよ。行ってき。
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千晃) …本当にいいの?
.
真 ) おん。
.
千晃) 真ちゃん…ありがとう。
.
.
行ってほしくなかったら、真ちゃんはきっとダメだって言うと思う。
でも本当は、行かないでほしいって思ってるのかな…。
わたしを誘ってくれた涼介くんの気持ちが、素直に嬉しいと思った。
" おめでとう " って、直接言えるなら伝えたいと思った。
だけど、真ちゃんのことを不安にもさせたくないしな…。
やっぱりもう少し、ちゃんと考えてみよう…。
.
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ーーーーーーーーーーーーーーーーー#君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 11
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<西島side>
.
.
秀太) おぉ~!おつかれ!
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テツ) おつかれ!…っつーか、メリクリだろ?(笑)
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秀太) 今日はまだイブだけどな(笑)
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西島) おつかれ。笑
.
秀太) …あぁ。笑
.
千晃) …………
.
テツ) …あれ?あ、この子?秀太の同僚って。
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秀太) え?…あぁ、そう。同じ職場で働いてる伊藤ちゃん。
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千晃) …あ、どうも…初めまして…
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テツ) えーっ!なに?伊藤ちゃんて、本当にぼっち?彼氏居ないの?
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千晃) はい……
.
テツ) うっそ、まじで?…うわぁ…俺にもやっと春が来たか/
.
西島) こんばんは。笑
.
千晃) /// えっ…あ…こんばんは…
.
テツ) なんだよ、にっしー!俺が喋ってんだから邪魔すんな/
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西島) 3回目かな…?会うの。
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千晃) // 一応…そうですね…
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テツ) …え…なに?にっしー、すでに知り合いな感じ?
.
西島) 前にうちの店で花束予約してくれて。予約に来た時と、受け取りに来た時。だから今日は3回目。…って言っても、あんなの会ったうちに入んないかな?笑
.
千晃) /// …いえ…
.
秀太) 別にどっちでもいんじゃね?(笑)
.
西島) はは。確かに。
.
.
伊藤ちゃん…そういえば、前にうちの店に来てくれた子だ。
この子、彼氏居なかったんだ…。
意外だな…。
.
.
千晃) へぇ~。じゃあもう1人、その涼介くんて人と4人で仲良いんですね?
.
テツ) そう。高校ん時からの腐れ縁ってやつ?けどやっぱりすげぇー大事。涼介は、なんかどっか冷めてる感じすんだけど、本当はすっげぇー人のこと見てて、優しいやつなんだよ。
.
千晃) 末吉くんもじゃない?末吉くんも結構、勘が鋭くないですか?
.
テツ) そう!そうなんだよ。だからこの2人には、絶対嘘つけない(笑)
.
秀太) ばーか、おまえが分かりやす過ぎんだよ。
.
千晃) …西島さんは?西島さんはそうでもない…?
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西島) …はは!ちょっとなに?西島さんって。にっしーでいいよ、にっしーで。笑
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千晃) // …にっしー…
.
西島) ふふ。伊藤ちゃんって、下の名前なんだったっけ?…ごめん、ちょっとど忘れ。
.
千晃) 千晃です…
.
西島) あ、そうだ!ちあきちゃんだ!それからさ、敬語やめない?俺ら同い年なんだし。
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テツ) そうそう、せっかくこうして出会えたんだから、俺も千晃ちゃんともっと仲良くなりたいしね。笑
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秀太) テツはいいよ。そこまで仲良くなんなくて。
.
テツ) はぁ ⁈ 秀太、それどうゆう意味だよ?差別だ、差別!
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秀太) はは!まじうるせぇー。いいから、おまえは黙って飲め。はい、カンパ〜イ。
.
千晃) ふふふ
.
西島) …………
.
.
かわいい…。
ちあきちゃんて、こんな顔で笑うんだ。
そういえば笑った顔、初めて見たかも。
.
.
テツ) おい、にっしー!次の曲入れた?にっしー今日、全然歌ってねぇーじゃん。とりあえず何か入れろよ。
.
西島) だから俺はいいって…
.
千晃) え、あたしも聴きたいな。にっしーの歌。
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西島) え…じゃあ…なんかリクエストある?
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千晃) え〜?なんだろう? …う〜ん……じゃあ、ミスチルとか。「終わりなき旅」とか歌えます?
.
西島) …あ〜……違う曲でもよければ…
.
千晃) もちろん。わたしは何でも。笑
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西島) うん…ありがとう…
.
ミスチルか…歌えそうな曲、なんかあったっけ?
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♪♪♪♪〜♪♪♪〜♪♪♪♪♪♪♪〜
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「Over」
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西島) ♪ 何も語らない 君の瞳の奥に愛を探しても
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西島) ♪ 言葉が足りない そうぼやいてた君をふっと思い出す
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千晃) (( すごぉ〜い…上手… ))
.
西島) ♪…愛してたのに 心変わりを責めても空しくて
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秀太) …………
.
コソッ
テツ) …ちょっと…伊藤ちゃん?この曲リクエストしたの…
.
コソッ
千晃) え…?あたしはミスチルなら何でもって…
.
コソッ
テツ) …やばいね……にっしー泣くかも…
.
千晃) …え?
.
.
" 心変わりを責めても君は戻らない "。
…戻らない。未央とはもう、あの頃みたいには戻れないんだよな…。
なにがいけなかったんだろう…
俺は、なにが足りなかったんだろう……
.
.
西島) ♪ 言葉にならない悲しみのトンネルを さぁくぐり抜けよう
.
西島) …………
.
秀・テ) …………
.
千晃) ……あの…にっしー……わたし…
.
西島) ……ごめん…ちょっとトイレ行ってくるわ……
.
千晃) …………
.
秀太) …伊藤ちゃん、気にしないで。あいつ、なんか歌に気持ち乗せる癖あるんだよな。
.
千晃) でも……
.
テツ) まぁ…大丈夫でしょ。ちょっと泣いたらすぐ戻って来るって。
.
千晃) …………
.
.
" 浮気じゃなくて本気になった "。
未央にそう言われた時、返す言葉が見つからなかった。
本当にただ虚しいだけで…。
好きってなんだろう…愛ってなんなんだろう…。
俺はこの先、誰かを好きになる日がまた来るのだろうか……。
.
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ーーーーーーーーーーー#君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 13
.
<西島side>
.
俺が未央と別れてから、秀太は俺を励まそうと、みんなで集まる機会を前よりもよく作ってくれるようになった。
その中には、いつからか千晃ちゃんも居ることが当たり前になっていて、俺も千晃ちゃんの優しさや笑顔に、ちょっとずつ癒やされるようになっていった。
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♪ピロン
隆弘:「千晃ちゃん、よかったら今日夜ごはん食べに行かない?」
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♪ピロン
<返信>
千晃:「にっしーお疲れさま。わたしは大丈夫だよ。でも末吉くんは用事あるみたい。」
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♪ピロン
隆弘:「そっか。じゃあ2人で行かない?もし無理な場合は、また今度みんなで集まろう。」
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♪ピロン
千晃:「2人でも全然いいよ。」
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♪ピロン
隆弘:「よかった。今日は18時まで仕事だから、終わったらまた連絡するね。」
.
♪ピロン
千晃:「うん分かった。楽しみにしてるね。」
.
.
俺は最初から千晃ちゃんと2人で行くつもりで誘ってるのに、なんでいつも秀太に聞いちゃうかな…。
楽しみにしてるねって、どういう気持ちで言ってるんだろう?
きっとそんなに深い意味はないんだろうな…。
.
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千晃) にっしー、いつも遅れちゃってほんとにごめんね。
.
西島) そんなこと気にしないでよ。同じ接客業だから、その辺のことは分かってるつもりだし。それより、その後どう?新入社員さんは。仕事、段々慣れてきた?
.
千晃) まぁ、段々ね。でも、あたしやっぱり教えるのって苦手かも。…なんか上手く伝えられてないことが多くて、意思疎通?があんまり出来てない感じがする…
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西島) まだ1ヶ月だからね。職場の環境にもやっと慣れて来た頃なんじゃない?だから千晃ちゃんが思ってるより、その子はまだ緊張と不安でいっぱいなのかも。
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千晃) 不安か…
.
西島) 自分もそうじゃなかった?初めて働き始めた頃って。なんか目の前にあることちゃんとやらなきゃって、へんなプレッシャーばっかりで、心がついていかないっていうか…
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千晃) …うん。確かにそんなだった気がする…
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西島) 夏が終わる頃には、きっとちょっとは成長してるはずだよ。学生だった頃のさ、夏休み明けに会ったら、あれ?なんか変わった?って思うみたいな感じでさ。
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千晃) うん。そうだよね。…ふふ。にっしーってさ、なんか時々いいこと言うよね。
.
西島) え?なに時々って。じゃあいつもはどんななの?(笑)
.
千晃) え~?いつもは…おもしろい…かな…
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西島) 俺、そんな言うほどおもしろくないでしょ?
.
千晃) わたしにはおもしろいの。なんかにっしーといると、本当に楽しい。笑
.
西島) …うん。俺も…俺も千晃ちゃんといると楽しいよ。じゃなきゃ2人でごはん食べ行こうとか、誘わないし。笑
.
千晃) /// えっ…あ、ありがと…
.
西島) だからさ、もう秀太には声かけなくていいよ。俺は千晃ちゃんと2人で遊びたいから。
.
千晃) // …え?あ、うん…そっか。…そっか…
.
西島) ……千晃ちゃん、テツと遊ぶ時も秀太に声かけてんの?
.
千晃) え?てつやくんとは2人で遊んだことないよ。
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西島) …じゃあ、もしテツに誘われたら遊ぶ?
.
千晃) まぁ、都合が合えば。断る理由もないし…
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西島) …そうだよね…
.
千晃) でもその時は、にっしーのこと誘うかも。
.
西島) …え?
.
千晃) てつやくんと2人って、なんかどうしたらいいか、まだ分からないっていうか…でも、にっしーも一緒だったら大丈夫な気がする。
.
西島) そっか。じゃあ、もしそんな時があったら、俺、絶対行くよ。
.
千晃) え…ほんとに?
.
西島) うん、もちろん。…あのさ、千晃ちゃんてさ……
.
.
好きな人いるの?
どうして俺とは2人でも会ってくれるの?
そう聞きたかったけど、聞けなかった。
ちょっとだけ期待して…でもやっぱり違かった時、気まずくなるのがこわかったから…。
.
.
千晃) …なに?
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西島) ん?やっぱなんでもない。笑
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千晃) あーっ。今絶対、嘘ついたでしょ?なんか隠した。言おうとしたこと隠したでしょ?
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西島) 隠してないって。ほんとになんでもない。なんか…うん、なんか忘れた。
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千晃) にっしー?
.
西島) そんな顔すんなよー。はは。でも千晃ちゃん、怒った表情もかわいいんだね。笑
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千晃) /// な、なにが…全然、かわいくなんかないし…
.
西島) いや、ほんとにかわいいって。なんか、千晃ちゃんて妹みたいな感じする。
.
千晃) え…あ…やっぱり?それね、よく言われるの。笑
.
西島) でしょ~?やっぱり。
.
千晃) …………
.
.
「好きかも…」って気持ちは、本当はきっともう好きで、それでも「かも」で曖昧にしているのは、ここから先に進む勇気と、相手の本当の気持ちを知る覚悟がまだ足りないから…。
本当は妹みたいだなんて思ってない。
好きだって気づかれないように、ただ誤魔化しているだけ。
そう、気づいたら俺は、いつの間にか千晃ちゃんに恋をしていたから…。
.
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#aaaストーリー #flavorofkiss #君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 12
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<伊藤side>
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千晃) ごめーん!遅くなっちゃって…
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秀太) そんなの気にすんなって。俺は今日、ちょうど休みだったから。
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涼介) …あれ?千晃ちゃん、髪切った?
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千晃) あ、前髪作ったの。
.
テツ) だから雰囲気違うの/
.
西島) どっちも似合う。どっちでもかわいいね。笑
.
千晃) /// …えっ…
.
テツ) まじさ、にっしーはなんでいっつも俺にかぶらせてくるわけ?
.
西島) テツだから。
.
テツ) なんだよそれー!
.
秀・涼) ははは
.
千晃) ふふ
.
.
あのクリスマスイブから3ヶ月。
わたしはみんなと仲良くなって、4人が集まる時は、わたしも声を掛けてもらうようになった。
.
.
涼介) 千晃ちゃん……はい、これ。バレンタインのお返し。
.
千晃) え…?そんな、いいのに…気ぃ遣わなくて…
.
涼介) まぁ俺も、いつも仲良くしてもらってるお礼ってことで。笑
.
千晃) 涼介くん…ありがとう。笑
.
秀太) どうせ葵ちゃんが選んだんだろ?
.
涼介) 失礼だな。一緒に選んだんだよ(笑)
.
テツ) …………
.
西島) テツ?どうした?
.
テツ) …伊藤ちゃん、ごめん…俺、お返し持って来てない…
.
千晃) そんな謝らないでよ。気持ちだけで嬉しいから。本当に気ぃ遣わないで。笑
.
西島) …………
.
秀太) まぁ、俺も毎日のように会ってるくせに、渡してないしな。会社のみんなから貰った分はお返ししたけど。
.
千晃) ……そういえば、そうだよね。笑
.
西島) 大丈夫だよ、テツ。俺も持って来てないから。
.
テツ) …えっ?ほんとに?
.
西島) うん。
.
テツ) なんだよ~!俺、にっしーは絶対用意してると思ってた。
.
西島) それがしてなかったんだな。…千晃ちゃん、俺もごめん。
.
千晃) ううん、大丈夫。笑
.
.
本当は末吉くんからは、ホワイトデーの日にお返しをもらっていた。
末吉くん、てつやくんの為にわざとウソついたんだ…。
.
.
テツ) じゃあ、西組!気を付けて帰れよ。
.
西島) そっちもな、東組(笑)
.
涼介) あ、千晃ちゃん。にっしーに襲われないように気を付けてね?
.
秀太) はは。それ、本当にありそうであんま笑えねーんだけど。
.
テツ) 確かに。だってなんか、いつも2人の特別な空気感?みたいのあるもんな。
.
西島) え…
千晃) /// えっ…
.
秀太) …ばか。あんま余計なこと言うなよ…
.
テツ) 痛っ!…なんだよ秀太、本気で叩くなよ…
.
秀太) あ、悪い。
.
西・千) …………
.
涼介) …じゃあ、気を付けて。また。笑
.
西島) …あぁ、またな。笑
.
秀太) 伊藤ちゃん、明日は休みゆっくりね。笑
.
千晃) うん、ありがとう。みんなも気を付けて。笑
.
テツ) じゃあまたね~!おやすみ~。
.
西島) …………
.
千晃) …………
.
西島) ……はは!なんかウケる。
.
千晃) …え?なに?どうしたの急に…
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西島) 千晃ちゃんってさ、結構分かりやすいよね?今、やだ…どうしよう…気まずいよ…って思わなかった?
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千晃) // えっ ⁈ なんで……
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西島) ん〜千晃ちゃん見てると、なんとなく分かっちゃう。笑
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千晃) /// …なんとなくって…
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西島) ふふ。……あ、そうだ。これ、お返し。ホワイトデー過ぎちゃったけど。
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千晃) …え?だってさっき、用意してないって…
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西島) あ〜…あれはさ、テツがほら、すっごいどうしようって顔してたじゃん。だからあの場ではなんとなく俺も…
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千晃) そうだったんだ。…ありがとう…
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西島) …あれ?あんまり嬉しくない感じ?なんか…涼介から貰った時のほうが、めっちゃ笑顔だった気がする…
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千晃) そんなことないよ、本当に嬉しい。ありがとう。笑
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西島) // いや…まぁ…うん。こっちは花瓶なんだ。壁に掛けたりしてもオシャレだから、よかったら使って。
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千晃) ほんと?花瓶、嬉しい。笑
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西島) ならよかった。千晃ちゃん、花好きだから。笑
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千晃) // うん…
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西島) 千晃ちゃんさ、明日休みだよね?よかったらもう一軒、行かない?
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千晃) え…あたしはいいけど、にっしーは時間、大丈夫なの?
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西島) 俺も明日は11時からだし。まだ0時回ってないしさ、なんかもうちょっと千晃ちゃんと話したいなと思って。笑
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千晃) /// う、うん…にっしーが大丈夫なら、いいよ。
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西島) ほんと?じゃあ、行こっか。笑
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千晃) うん。笑
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お返し、本当はにっしーも、ちゃんと用意してくれてたんだ…。
もうちょっとわたしと話したいって…別に深い意味がないってことくらい分かってる。
だけど嬉しかった。
にっしーがわたしの為に選んでくれたお返しも、にっしーとまだ一緒に居れることも。
だってわたしは、にっしーのことが好きだから…。
友達の1人としてじゃなくて、特別に大切な人として、にっしーのことを想っているから…。
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー#aaaストーリー #君の香り恋する夏

MOST RECENT

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元aaa_24chia.777です◡̈♥︎
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アカウント、こちらに変わりました☻
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やはりパスワードを忘れてしまっていて…昨日からずっと思いつくものは全て試したり、機種変更の前に、まえもってパスワードの変更をしようと色々頑張ったのですが…前のアカウントに再びログインすることが出来ませんでした😞
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ご迷惑をお掛けしてしまって、本当にすみません(´-`)
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これからは、こちらのアカウントで更新させて頂きますので、お手数ですがよかったらまたフォローして頂けたら嬉しいです(*´꒳`*)♡
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色々とアドバイスをくださった皆さん、本当にありがとうございました😢💓
たくさんのコメントも本当に嬉しかったです😢💕
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それから、以前はフォロバさせて頂いたりしていたのですが、わたしがフォロワーの皆さまの投稿すべてを巡る余裕がなくて(>_<)
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ずっと申し訳ない気持ちがあったので、これからは基本的にフォロバはしないことにしました。ご理解頂けたら有り難いです☆
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また、以前のアカウントはログアウトしていない為、まだ残っているので、わたしのプロフィールにURLが貼ってあるので、過去作をご覧になりたい場合は、そちらから読んで頂けます☻
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更新中の「君の香り、恋する夏」は、こちらのアカウントで、またプロローグから更新して、全てこのアカウントでご覧頂けるようにする予定でいます◡̈♥︎
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少し時間を頂く形になってしまいますが、これからもわたしのペースで頑張って参りますので、また改めてよろしくお願い致します◡̈♥︎
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#aaaストーリー
#aaa君の香り恋する夏
#アカウント変わりました
#お手数おかけします
#またお願いします
#ドジなわたし
#すみません
#yougoyourway
#君しか見えない
#それでも愛してる
#言葉だけでは足りないね
#君の香り恋する夏
#また繋がれたら
#嬉しいです

- 君の香り、恋する夏 - 15
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<西島side>
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ー 現在 ー
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ちーちゃんは、全然変わってなんかいなかった。
変わったのは、大切にしている彼が居ることと、あの頃とは違う香り…。
それでもやっぱり、俺はまだちーちゃんを好きだと思ってしまう…。
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テツ) そういえば、さっき飲み放題終わったけど、どうする?場所、移動する?
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秀太) そうだな。移動するか。
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涼介) 千晃ちゃんは時間、大丈夫?
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千晃) うん。彼も近くで飲んでて、これから2軒目行くってライン来てたから。
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西島) …………
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葵 ) …にっしー、ありがとね。花束。笑
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西島) いや、別に。葵ちゃん、2人で幸せにね。それと…涼介のことよろしく。笑
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葵 ) うん。…にっしーも。にっしーも早く見つけなよ?
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西島) …え?…あぁ、うん…。…だよね…
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テツ) なぁー、次カラオケ行こうぜ。
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秀太) はぁ?またかよ?テツはほんっと、カラオケ好きだよな(笑)
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涼介) いぃんじゃないの?いつもの感じで。
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秀太) まぁ、それもそうだな。
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俺だけか…俺だけがまだ、あの頃の想いを引きずったまま。
早く次の恋、見つけなきゃだよな…。
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涼介) 混んでるな。どんぐらい待ちなんだろ?
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テツ) 俺、聞いてくる。
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千晃) ふふ。てつやくん、ほんと変わらないね。相変わらず、愛されキャラなんだ。
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秀太) なんか憎めないんだよな。ほんと、かわいいやつ。
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西島) …………
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宇野) あれ?……お花屋さん?
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西島) …え?…あ!こないだの…
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宇野) あー!やっぱりお花屋さんだぁ~!どうもこんばんは~。笑
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千晃) …………
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西島) は…?なに…なんかちょっと酔ってる?
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宇野) えぇ、酔ってますけど?なにか問題でも?
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秀太) …なに?西島、知り合い…?
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西島) いや、知り合いっていうか…
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宇野) あーっ!そうやって他人のふりするんだぁ~!そもそも、お花屋さんさ/
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西島) ちょっと…うるさい!…いいから、こっち来て!
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千晃) …………
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そう言って俺は彼女の手を引いて、みんなから少し離れた場所へ行った。
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宇野) ちょっと…なによもう…
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西島) つか…なんなの?俺のこと嫌いなんだよね?だったら絡んでくんなよ…
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宇野) べつに嫌いなんて言ってないじゃん。ただ苦手って言っただけで。
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西島) …あの時はごめん…。確かにちょっと言い過ぎた…
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宇野) あ〜あれね〜。まぁ確かに失礼だったよね。でも…あたしもなんか感じ悪かったし。…あの時はごめんね?笑
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西島) // …え?それ、本気で謝ってる?
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宇野) 謝ってるよ〜。誠心誠意、心を込めて。笑
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西島) ……ったく、酔っぱらい!なんっか、信用できないんだけど。どうせ明日になれば、全部忘れてるんだろ?
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宇野) 忘れないよ。自分が濡れちゃうのに、あたしなんかに傘貸してくれてさ。優しいじゃん、なかなかイケメンじゃんって思ったし。それに、なんかいい匂いするって思った。笑
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西島) // は?なに…いきなり…
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宇野) お花屋さんの格好も似合ってたよ。エプロンなんかつけちゃって、なんかかわいかったし。うん、やっぱイケメンだった。笑
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西島) /// あのさ…
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宇野) でも〜、まだ性格分かんないからな。全然好きじゃない。やっぱりまだ、直也が好き。直也しか居ないもん…
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西島) え…?なおや?
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宇野) お花屋さんは、ちぃちゃんでしょ?
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西島) // はっ ⁈ …な、なに言ってんの…
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宇野) え〜っ、ちぃちゃんだよね?
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西島) ばっ…声が大きい!
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梨花) …実彩子?部屋、空いたって。
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宇野) あぁ、うん。今行く〜!
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西島) …………
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宇野) お花屋さん、辛いけどお互い頑張ろうね!笑
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西島) は…?…全然、意味が分かんないんだけど…
.
宇野) 今度、お花買いに行くね。ばいばい。笑
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西島) …え…
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なんだ?あの子…。
" なおや " …。あの子もまだ、忘れられない人が居るのかな…。
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テツ) ちょっと、にっしー!誰だよ?今の子。すげぇー美人じゃなかった?
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西島) べつに誰でもないよ。
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秀太) けど、知らないやつって感じじゃなかったよな?
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涼介) うん、なんかすごい仲良さげ。
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千晃) …………
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西島) いや、だからほんとに…
.
宇野) 西島くん!
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西島) …えっ ⁈ …な、なに?
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宇野) はい、これ。
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西島) え…なに、これ?
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宇野) あげる。じゃあ…また。笑
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西島) …は?
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千晃) …………
.
西島) なにこれ…。西島くんて…変なやつ。
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彼女が俺に渡しに来たのは、ポケットティッシュだった。
街中で配られているような…そんなティッシュ。
でも、なんでわざわざティッシュなんか…?
隣にはちーちゃんがいるのに、彼女が去ったあとの残り香に、なぜか少しだけ心が揺れる自分が居た…。
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#aaaストーリー #たかうの #君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 14
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<伊藤side>
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テツ) ジャーン!仕事帰りにホームセンター行ったら、花火売っててさ、思わず買っちゃったよね。
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秀太) デカっ!…で、なに?それ、今日やるつもりなの?
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テツ) あたりまえだろ。何のために買ったんだよ(笑)
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涼介) えー、じゃあ葵も呼んでいい?この前、葵も花火やりたいって言ってたんだよ。
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西島) うん、呼びなよ。…あ、ちーちゃん初めてだよね?葵ちゃんに会うの。
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千晃) うん。…でも、大丈夫かな?わたしもいて…
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西島) 出た!ちーちゃんの気にしすぎ。そんなの気にすることないし。でも、そこがちーちゃんのいいとこだよね。笑
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千晃) // 別にそんなんじゃ…
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テツ) 相変わらずお熱いですね。なんかそこの2人だけ夏になってっけど?言っとくけど、まだ梅雨明けてないかんね?
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涼介) 梅雨明ければいいけどな。なんかいつまでも2人して、うじうじしてそうじゃない?
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秀太) ほんっと、それな(笑)
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西島) だからさ、なんなのそれ?…ほらぁ!ちーちゃん困ってんじゃん。
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千晃) …………
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涼介) だから、にっしーも早く素直になれって。
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西島) // …はぁ?なにが…
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秀太) 西島、おまえ顔紅くなってんぞ?(笑)
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テツ) はは!すげぇー素直だし。もういい加減、好きって言っちゃえよ。
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西島) // だから違うって!俺らはほんっと、仲良いってだけで…まじさ、ほんとやめて。そうゆうの…
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涼介) …ごめん…。俺らもちょっと調子ん乗りすぎたわ…。千晃ちゃん、ごめんね?
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千晃) …ううん、いつものことだし。大丈夫、気にしてないから。笑
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西島) …………
.
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気にしてない。なんて…嘘ばっかり…。
みんなに茶化されることも、本当はまだ慣れなくて、どう反応したらいいのか正直分からない…。
だけど…一番分からないのはにっしーの気持ち。
にっしーはわたしのこと、本当はどう思ってるんだろう…。
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秀太) ウェーイ!
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テツ) 熱っち!ちょっ…秀太、まじ本気でやめろって!危ねぇーだろ!
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西島) ウェーイ!
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テツ) 熱っ!だから熱ちーんだって!まじほんっと、にっしーふざけんなよ~。
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涼介) ははは!
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葵 ) もう、ほんとに危ないよ?…まったく、子どもじゃないんだから…
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千晃) …………
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葵 ) ……千晃ちゃん?どうしたの?…具合でも悪い?
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千晃) …え?あ、いえ…なんでもないです。大丈夫です。笑
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葵 ) …それならいいけど…。
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西島) ??
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葵 ) …涼介、なんか喉渇いた。飲みもの買いに行こ。
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涼介) え?……あ、うん。そうだな。
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秀太) ……なんか花火、足りなそうだな。テツ、買い足しに行こうぜ。
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テツ) え?まだいっぱいあんじゃ/
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秀太) いいから、行くぞ。
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西島) …………
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千晃) …………
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西島) ……なんか急に静かになったね。
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千晃) うん…そうだね。
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西島) …ちーちゃん、線香花火やらない?それで早く落ちたほうが、この夏やりたいことを言うってのはどう?
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千晃) やりたいこと?
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西島) うん。本当にやりたいこと。…で、ちょっと勇気出さないと言えないこと。
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千晃) 勇気…うん、わかった。笑
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西島) じゃあ、勝負ね。笑
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この夏、やりたいこと…。
にっしーは何がやりたいんだろう…?
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千晃) なんかもう、にっしーの落ちそうじゃない?(笑)
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西島) まじほんっと、落ちんな!……あっ!…落ちた…
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千晃) やったぁ!わたしの勝ち~。笑
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西島) あーっ、まじかぁ…
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千晃) ふふ。じゃあ、にっしー負けたから言って。この夏、やりたいこと。
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西島) えーっとね、俺は海に行きたい。ちーちゃん、海、好き?
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千晃) うん、好き。
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西島) じゃあ…一緒に行こう?
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千晃) うん、行く行く。笑
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西島) …みんなでじゃないよ?2人で…
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千晃) …えっ?
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西島) だめかな?
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千晃) /// べ、べつにいいけど…
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西島) ほんと?
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千晃) // うん…
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西島) …ありがと。…すっげー嬉しい。笑
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千晃) /// うん…
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西島) …ちーちゃんは?ちーちゃんは何かないの?やりたいこと。
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千晃) え~?やりたいことかぁ…う~ん、なんだろ……あ、花火。花火大会に行きたい…
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西島) いいねー!夏って感じで。多分、秀太とテツも暇だと思うし。
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千晃) ……2人でだよ?
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西島) え…?
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千晃) /// にっしーと2人で行きたいなって…
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西島) // えっ…あ、うん。そう…だよね。うん。行こう、花火大会。笑
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千晃) // もう、にっしー普通、逆でしょ?花火大会こそ2人だし(笑)
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西島) はは。そっか、そうだよね。
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千晃) ふふふ
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嬉しかった。楽しみにしていた。
にっしーと海に行くことも、花火大会に行くことも。
それまでには、ちゃんと好きって言えたらいいなって、そう思っていた…。
だけど…結局どっちの約束も叶うことはなかったな……。
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#君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 13
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<西島side>
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俺が未央と別れてから、秀太は俺を励まそうと、みんなで集まる機会を前よりもよく作ってくれるようになった。
その中には、いつからか千晃ちゃんも居ることが当たり前になっていて、俺も千晃ちゃんの優しさや笑顔に、ちょっとずつ癒やされるようになっていった。
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♪ピロン
隆弘:「千晃ちゃん、よかったら今日夜ごはん食べに行かない?」
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♪ピロン
<返信>
千晃:「にっしーお疲れさま。わたしは大丈夫だよ。でも末吉くんは用事あるみたい。」
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♪ピロン
隆弘:「そっか。じゃあ2人で行かない?もし無理な場合は、また今度みんなで集まろう。」
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♪ピロン
千晃:「2人でも全然いいよ。」
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♪ピロン
隆弘:「よかった。今日は18時まで仕事だから、終わったらまた連絡するね。」
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♪ピロン
千晃:「うん分かった。楽しみにしてるね。」
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俺は最初から千晃ちゃんと2人で行くつもりで誘ってるのに、なんでいつも秀太に聞いちゃうかな…。
楽しみにしてるねって、どういう気持ちで言ってるんだろう?
きっとそんなに深い意味はないんだろうな…。
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.
千晃) にっしー、いつも遅れちゃってほんとにごめんね。
.
西島) そんなこと気にしないでよ。同じ接客業だから、その辺のことは分かってるつもりだし。それより、その後どう?新入社員さんは。仕事、段々慣れてきた?
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千晃) まぁ、段々ね。でも、あたしやっぱり教えるのって苦手かも。…なんか上手く伝えられてないことが多くて、意思疎通?があんまり出来てない感じがする…
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西島) まだ1ヶ月だからね。職場の環境にもやっと慣れて来た頃なんじゃない?だから千晃ちゃんが思ってるより、その子はまだ緊張と不安でいっぱいなのかも。
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千晃) 不安か…
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西島) 自分もそうじゃなかった?初めて働き始めた頃って。なんか目の前にあることちゃんとやらなきゃって、へんなプレッシャーばっかりで、心がついていかないっていうか…
.
千晃) …うん。確かにそんなだった気がする…
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西島) 夏が終わる頃には、きっとちょっとは成長してるはずだよ。学生だった頃のさ、夏休み明けに会ったら、あれ?なんか変わった?って思うみたいな感じでさ。
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千晃) うん。そうだよね。…ふふ。にっしーってさ、なんか時々いいこと言うよね。
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西島) え?なに時々って。じゃあいつもはどんななの?(笑)
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千晃) え~?いつもは…おもしろい…かな…
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西島) 俺、そんな言うほどおもしろくないでしょ?
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千晃) わたしにはおもしろいの。なんかにっしーといると、本当に楽しい。笑
.
西島) …うん。俺も…俺も千晃ちゃんといると楽しいよ。じゃなきゃ2人でごはん食べ行こうとか、誘わないし。笑
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千晃) /// えっ…あ、ありがと…
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西島) だからさ、もう秀太には声かけなくていいよ。俺は千晃ちゃんと2人で遊びたいから。
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千晃) // …え?あ、うん…そっか。…そっか…
.
西島) ……千晃ちゃん、テツと遊ぶ時も秀太に声かけてんの?
.
千晃) え?てつやくんとは2人で遊んだことないよ。
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西島) …じゃあ、もしテツに誘われたら遊ぶ?
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千晃) まぁ、都合が合えば。断る理由もないし…
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西島) …そうだよね…
.
千晃) でもその時は、にっしーのこと誘うかも。
.
西島) …え?
.
千晃) てつやくんと2人って、なんかどうしたらいいか、まだ分からないっていうか…でも、にっしーも一緒だったら大丈夫な気がする。
.
西島) そっか。じゃあ、もしそんな時があったら、俺、絶対行くよ。
.
千晃) え…ほんとに?
.
西島) うん、もちろん。…あのさ、千晃ちゃんてさ……
.
.
好きな人いるの?
どうして俺とは2人でも会ってくれるの?
そう聞きたかったけど、聞けなかった。
ちょっとだけ期待して…でもやっぱり違かった時、気まずくなるのがこわかったから…。
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千晃) …なに?
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西島) ん?やっぱなんでもない。笑
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千晃) あーっ。今絶対、嘘ついたでしょ?なんか隠した。言おうとしたこと隠したでしょ?
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西島) 隠してないって。ほんとになんでもない。なんか…うん、なんか忘れた。
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千晃) にっしー?
.
西島) そんな顔すんなよー。はは。でも千晃ちゃん、怒った表情もかわいいんだね。笑
.
千晃) /// な、なにが…全然、かわいくなんかないし…
.
西島) いや、ほんとにかわいいって。なんか、千晃ちゃんて妹みたいな感じする。
.
千晃) え…あ…やっぱり?それね、よく言われるの。笑
.
西島) でしょ~?やっぱり。
.
千晃) …………
.
.
「好きかも…」って気持ちは、本当はきっともう好きで、それでも「かも」で曖昧にしているのは、ここから先に進む勇気と、相手の本当の気持ちを知る覚悟がまだ足りないから…。
本当は妹みたいだなんて思ってない。
好きだって気づかれないように、ただ誤魔化しているだけ。
そう、気づいたら俺は、いつの間にか千晃ちゃんに恋をしていたから…。
.
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#aaaストーリー #flavorofkiss #君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 12
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<伊藤side>
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千晃) ごめーん!遅くなっちゃって…
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秀太) そんなの気にすんなって。俺は今日、ちょうど休みだったから。
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涼介) …あれ?千晃ちゃん、髪切った?
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千晃) あ、前髪作ったの。
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テツ) だから雰囲気違うの/
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西島) どっちも似合う。どっちでもかわいいね。笑
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千晃) /// …えっ…
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テツ) まじさ、にっしーはなんでいっつも俺にかぶらせてくるわけ?
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西島) テツだから。
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テツ) なんだよそれー!
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秀・涼) ははは
.
千晃) ふふ
.
.
あのクリスマスイブから3ヶ月。
わたしはみんなと仲良くなって、4人が集まる時は、わたしも声を掛けてもらうようになった。
.
.
涼介) 千晃ちゃん……はい、これ。バレンタインのお返し。
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千晃) え…?そんな、いいのに…気ぃ遣わなくて…
.
涼介) まぁ俺も、いつも仲良くしてもらってるお礼ってことで。笑
.
千晃) 涼介くん…ありがとう。笑
.
秀太) どうせ葵ちゃんが選んだんだろ?
.
涼介) 失礼だな。一緒に選んだんだよ(笑)
.
テツ) …………
.
西島) テツ?どうした?
.
テツ) …伊藤ちゃん、ごめん…俺、お返し持って来てない…
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千晃) そんな謝らないでよ。気持ちだけで嬉しいから。本当に気ぃ遣わないで。笑
.
西島) …………
.
秀太) まぁ、俺も毎日のように会ってるくせに、渡してないしな。会社のみんなから貰った分はお返ししたけど。
.
千晃) ……そういえば、そうだよね。笑
.
西島) 大丈夫だよ、テツ。俺も持って来てないから。
.
テツ) …えっ?ほんとに?
.
西島) うん。
.
テツ) なんだよ~!俺、にっしーは絶対用意してると思ってた。
.
西島) それがしてなかったんだな。…千晃ちゃん、俺もごめん。
.
千晃) ううん、大丈夫。笑
.
.
本当は末吉くんからは、ホワイトデーの日にお返しをもらっていた。
末吉くん、てつやくんの為にわざとウソついたんだ…。
.
.
テツ) じゃあ、西組!気を付けて帰れよ。
.
西島) そっちもな、東組(笑)
.
涼介) あ、千晃ちゃん。にっしーに襲われないように気を付けてね?
.
秀太) はは。それ、本当にありそうであんま笑えねーんだけど。
.
テツ) 確かに。だってなんか、いつも2人の特別な空気感?みたいのあるもんな。
.
西島) え…
千晃) /// えっ…
.
秀太) …ばか。あんま余計なこと言うなよ…
.
テツ) 痛っ!…なんだよ秀太、本気で叩くなよ…
.
秀太) あ、悪い。
.
西・千) …………
.
涼介) …じゃあ、気を付けて。また。笑
.
西島) …あぁ、またな。笑
.
秀太) 伊藤ちゃん、明日は休みゆっくりね。笑
.
千晃) うん、ありがとう。みんなも気を付けて。笑
.
テツ) じゃあまたね~!おやすみ~。
.
西島) …………
.
千晃) …………
.
西島) ……はは!なんかウケる。
.
千晃) …え?なに?どうしたの急に…
.
西島) 千晃ちゃんってさ、結構分かりやすいよね?今、やだ…どうしよう…気まずいよ…って思わなかった?
.
千晃) // えっ ⁈ なんで……
.
西島) ん〜千晃ちゃん見てると、なんとなく分かっちゃう。笑
.
千晃) /// …なんとなくって…
.
西島) ふふ。……あ、そうだ。これ、お返し。ホワイトデー過ぎちゃったけど。
.
千晃) …え?だってさっき、用意してないって…
.
西島) あ〜…あれはさ、テツがほら、すっごいどうしようって顔してたじゃん。だからあの場ではなんとなく俺も…
.
千晃) そうだったんだ。…ありがとう…
.
西島) …あれ?あんまり嬉しくない感じ?なんか…涼介から貰った時のほうが、めっちゃ笑顔だった気がする…
.
千晃) そんなことないよ、本当に嬉しい。ありがとう。笑
.
西島) // いや…まぁ…うん。こっちは花瓶なんだ。壁に掛けたりしてもオシャレだから、よかったら使って。
.
千晃) ほんと?花瓶、嬉しい。笑
.
西島) ならよかった。千晃ちゃん、花好きだから。笑
.
千晃) // うん…
.
西島) 千晃ちゃんさ、明日休みだよね?よかったらもう一軒、行かない?
.
千晃) え…あたしはいいけど、にっしーは時間、大丈夫なの?
.
西島) 俺も明日は11時からだし。まだ0時回ってないしさ、なんかもうちょっと千晃ちゃんと話したいなと思って。笑
.
千晃) /// う、うん…にっしーが大丈夫なら、いいよ。
.
西島) ほんと?じゃあ、行こっか。笑
.
千晃) うん。笑
.
.
お返し、本当はにっしーも、ちゃんと用意してくれてたんだ…。
もうちょっとわたしと話したいって…別に深い意味がないってことくらい分かってる。
だけど嬉しかった。
にっしーがわたしの為に選んでくれたお返しも、にっしーとまだ一緒に居れることも。
だってわたしは、にっしーのことが好きだから…。
友達の1人としてじゃなくて、特別に大切な人として、にっしーのことを想っているから…。
.
.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー#aaaストーリー #君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 11
.
<西島side>
.
.
秀太) おぉ~!おつかれ!
.
テツ) おつかれ!…っつーか、メリクリだろ?(笑)
.
秀太) 今日はまだイブだけどな(笑)
.
西島) おつかれ。笑
.
秀太) …あぁ。笑
.
千晃) …………
.
テツ) …あれ?あ、この子?秀太の同僚って。
.
秀太) え?…あぁ、そう。同じ職場で働いてる伊藤ちゃん。
.
千晃) …あ、どうも…初めまして…
.
テツ) えーっ!なに?伊藤ちゃんて、本当にぼっち?彼氏居ないの?
.
千晃) はい……
.
テツ) うっそ、まじで?…うわぁ…俺にもやっと春が来たか/
.
西島) こんばんは。笑
.
千晃) /// えっ…あ…こんばんは…
.
テツ) なんだよ、にっしー!俺が喋ってんだから邪魔すんな/
.
西島) 3回目かな…?会うの。
.
千晃) // 一応…そうですね…
.
テツ) …え…なに?にっしー、すでに知り合いな感じ?
.
西島) 前にうちの店で花束予約してくれて。予約に来た時と、受け取りに来た時。だから今日は3回目。…って言っても、あんなの会ったうちに入んないかな?笑
.
千晃) /// …いえ…
.
秀太) 別にどっちでもいんじゃね?(笑)
.
西島) はは。確かに。
.
.
伊藤ちゃん…そういえば、前にうちの店に来てくれた子だ。
この子、彼氏居なかったんだ…。
意外だな…。
.
.
千晃) へぇ~。じゃあもう1人、その涼介くんて人と4人で仲良いんですね?
.
テツ) そう。高校ん時からの腐れ縁ってやつ?けどやっぱりすげぇー大事。涼介は、なんかどっか冷めてる感じすんだけど、本当はすっげぇー人のこと見てて、優しいやつなんだよ。
.
千晃) 末吉くんもじゃない?末吉くんも結構、勘が鋭くないですか?
.
テツ) そう!そうなんだよ。だからこの2人には、絶対嘘つけない(笑)
.
秀太) ばーか、おまえが分かりやす過ぎんだよ。
.
千晃) …西島さんは?西島さんはそうでもない…?
.
西島) …はは!ちょっとなに?西島さんって。にっしーでいいよ、にっしーで。笑
.
千晃) // …にっしー…
.
西島) ふふ。伊藤ちゃんって、下の名前なんだったっけ?…ごめん、ちょっとど忘れ。
.
千晃) 千晃です…
.
西島) あ、そうだ!ちあきちゃんだ!それからさ、敬語やめない?俺ら同い年なんだし。
.
テツ) そうそう、せっかくこうして出会えたんだから、俺も千晃ちゃんともっと仲良くなりたいしね。笑
.
秀太) テツはいいよ。そこまで仲良くなんなくて。
.
テツ) はぁ ⁈ 秀太、それどうゆう意味だよ?差別だ、差別!
.
秀太) はは!まじうるせぇー。いいから、おまえは黙って飲め。はい、カンパ〜イ。
.
千晃) ふふふ
.
西島) …………
.
.
かわいい…。
ちあきちゃんて、こんな顔で笑うんだ。
そういえば笑った顔、初めて見たかも。
.
.
テツ) おい、にっしー!次の曲入れた?にっしー今日、全然歌ってねぇーじゃん。とりあえず何か入れろよ。
.
西島) だから俺はいいって…
.
千晃) え、あたしも聴きたいな。にっしーの歌。
.
西島) え…じゃあ…なんかリクエストある?
.
千晃) え〜?なんだろう? …う〜ん……じゃあ、ミスチルとか。「終わりなき旅」とか歌えます?
.
西島) …あ〜……違う曲でもよければ…
.
千晃) もちろん。わたしは何でも。笑
.
西島) うん…ありがとう…
.
ミスチルか…歌えそうな曲、なんかあったっけ?
.
♪♪♪♪〜♪♪♪〜♪♪♪♪♪♪♪〜
.
「Over」
.
西島) ♪ 何も語らない 君の瞳の奥に愛を探しても
.
西島) ♪ 言葉が足りない そうぼやいてた君をふっと思い出す
.
千晃) (( すごぉ〜い…上手… ))
.
西島) ♪…愛してたのに 心変わりを責めても空しくて
.
秀太) …………
.
コソッ
テツ) …ちょっと…伊藤ちゃん?この曲リクエストしたの…
.
コソッ
千晃) え…?あたしはミスチルなら何でもって…
.
コソッ
テツ) …やばいね……にっしー泣くかも…
.
千晃) …え?
.
.
" 心変わりを責めても君は戻らない "。
…戻らない。未央とはもう、あの頃みたいには戻れないんだよな…。
なにがいけなかったんだろう…
俺は、なにが足りなかったんだろう……
.
.
西島) ♪ 言葉にならない悲しみのトンネルを さぁくぐり抜けよう
.
西島) …………
.
秀・テ) …………
.
千晃) ……あの…にっしー……わたし…
.
西島) ……ごめん…ちょっとトイレ行ってくるわ……
.
千晃) …………
.
秀太) …伊藤ちゃん、気にしないで。あいつ、なんか歌に気持ち乗せる癖あるんだよな。
.
千晃) でも……
.
テツ) まぁ…大丈夫でしょ。ちょっと泣いたらすぐ戻って来るって。
.
千晃) …………
.
.
" 浮気じゃなくて本気になった "。
未央にそう言われた時、返す言葉が見つからなかった。
本当にただ虚しいだけで…。
好きってなんだろう…愛ってなんなんだろう…。
俺はこの先、誰かを好きになる日がまた来るのだろうか……。
.
.
ーーーーーーーーーーー#君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 10
.
<伊藤side>
.
.
隆弘くん、なんかちょっと雰囲気変わった気がするな…。
前よりちょっと、大人っぽくなった感じがする。
隆弘くんと初めて会った日から、この秋で2年になるのか…。
.
.
ー 2年前・秋 ー
.
.
秀太) 伊藤ちゃん。笑
.
千晃) …末吉くん。お疲れさまです。
.
秀太) 今回、伊藤ちゃん幹事なんだって?
.
千晃) えっ…なんで知ってるの?
.
秀太) 俺も誘われたんだ。藤本さんの送別会。
.
千晃) そっか。末吉くん、藤本さんと仲良かったもんね。
.
秀太) うん。…手伝おっか?店探すのとか色々。
.
千晃) え…いいの?
.
秀太) はは。うん。伊藤ちゃん、ちょっとめんどくさいなって顔してる。
.
千晃) えっ ⁈ うそ?…そんな顔してた?
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秀太) うん。まぁ…なんとなく?
.
千晃) やだ…ほんっとダメだよね、あたし…
.
秀太) いぃんじゃないの?素直で。笑
.
千晃) 末吉くんさ…それ、褒めてる?
.
秀太) はは。一応ね。まぁ俺、そうゆうの苦手じゃないし。俺の友達さ、花屋で働いてんだよ。だから、花束とかもそこで買えばいいんじゃない?
.
千晃) えっ?そうなの?あたし、花好きなんだ。
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秀太) まじで?そいつ、めちゃくちゃいい奴だから。伊藤ちゃんが行った時はサービスするように、今から言っておくわ。
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千晃) ふふ。末吉くんこそいい奴じゃん。
.
.
この時は、末吉くんの友達は女の子だって、そう思っていた。
.
.
秀太) ……西島、お疲れ。笑
.
西島) おぉ秀太、お疲れ。何だよ、いきなり。どうした?
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秀太) どうしたって、花束の予約しに来たに決まってんだろ。
.
千晃) ………
.
西島) …あぁ…そっか。…え…何?秀太、おまえ彼女出来たの?
.
秀太) え…?はは。違げぇーよ。この子は同じ職場の伊藤ちゃん。同じフロアなんだ。
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千晃) は、はじめまして…伊藤です…
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西島) 初めまして。西島隆弘です。笑
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千晃) /// あ…千晃です。伊藤千晃…
.
西島) はは!ちあきちゃんか。よろしくね。笑
.
千晃) // よろしくお願いします…
.
秀太) ……つかさ、なんなの?おまえ。
.
西島) …え?俺?
.
秀太) おまえしか居ないだろ。本当にさ、おまえは笑うな。
.
西島) は?なにそれ?
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秀太) いいから。今日から俺の知り合いには、笑顔禁止な。
.
西島) なんだよそれ?意味分かんないけど。…ちあきちゃん、なんか秀太ヘンじゃない?
.
千晃) //// えっ…
.
秀太) まじ近い、近い!…いいから早く見積もれよ。
.
西島) はい〜?まだ何も聞いてませんけど〜?
.
秀太) うっさいわ!その顔っ!腹立つ〜(笑)
.
西島) はは!で、どんな感じがいいとかあったら。あと予算とか…
.
.
かっこいいって思った。
笑った顔がかわいいって…。
末吉くんは鋭いな…。
.
.
西島) …じゃあ、来週の水曜に。本当に配達しなくて大丈夫?
.
千晃) 大丈夫です。取りに来る時間あるので。
.
西島) そっか。それじゃ、用意してお待ちしております。笑
.
千晃) // よ、よろしくお願いします…
.
秀太) 西島さ、もうすぐ閉店だよな?俺らこれから飯食いに行くんだけど、よかったら一緒にどう?
.
西島) 悪い、今日はちょっと…
.
秀太) あ、未央ちゃん?
.
西島) うん…また今度、機会があったら誘って。笑
.
秀太) あぁ。笑
.
千晃) ………
.
.
「みおちゃん」。
そうだよね…彼女、居ないわけがないよね…。
.
隆弘くんと初めて出会った時、隆弘くんには彼女が居た。
だからわたしも、その時の花束を買っただけで、そのあとお店には一度も行かなかった。
だって彼女が居る人を好きになっても、叶わない想いだって分かっていたから…。
.
.
ー 2ヶ月後・12月 ー
.
.
秀太) 伊藤ちゃんさ、彼氏出来た?
.
千晃) 末吉くんさ、居ないって分かってて聞いてるでしょ?
.
秀太) はは。バレた?
.
千晃) 段々ね、なんか分かってきたよ、わたしも(笑)
.
秀太) はは。だよな。…じゃあさ、伊藤ちゃんも来ない?イブの日、ぼっちの奴らで集まるから。
.
千晃) えっ…でも、あたしなんかが行ったら気まずくない?
.
秀太) 全然。むしろ盛り上がりそうだわ。あ、あいつも来るし。西島。
.
千晃) …え?西島さん?…でも彼女…
.
秀太) あぁ…別れた。最近ね。浮気されてたんだって。
.
千晃) …浮気…
.
秀太) あいつはしねぇーよ?ああ見えても一途だから。
.
千晃) ………
.
秀太) 伊藤ちゃん、来る?
.
千晃) ……うん。じゃあ、行こうかな…
.
秀太) オッケー。また場所とか決まったら教えるわ。
.
千晃) うん。
.
.
また会えるんだ。
もう二度と会うことはないって、そう思っていたけど…。
今度は仲良くなれるかな?仲良くなりたいな…。
西島さんのこと、色々知りたいな…。
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* しばらく、にしちあの過去の回想シーンになります☆
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#君の香り恋する夏

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☻ お知らせ ☻
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いつもわたしの書くストーリーを読んでくださってありがとうございます◡̈♥︎
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えっとですね、私ごとですがこれからちょっと色々と忙しくなるので、ストーリーの投稿が不定期になります。
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毎日の楽しみです!などと言って頂けたりして、わたしも本当に嬉しく、みなさんの期待にお応えしたい!という想いもあり、1日1話更新出来るように頑張って来たのですが、どうしても他の面で手を抜いたり、夜ふかしになってしまったりと、知らず知らずのうちに自分で自分にプレッシャーをかけてしまっていた部分が正直、ありました。
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ストーリーを書くことは本当に大好きです。
でも頭の中に浮かんでいる物語を、実際に文章にして、表現をして繋げることって本当に時間が必要で…。
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適当に考えたり手を抜いたりはしたくないし、自己満かもしれませんが、自分の中ではちゃんとした作品にしたいという想いで書いているので…。
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これをきっかけに、これからは、自分の時間の中で書ける時に書いていこうと思います。
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今まで毎日更新していたので、一応、理由をお話しておこうと思い、お知らせとさせて頂きました☻
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それから今、荒れている件ですが…なんだかとっても悲しいですよね😢
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一番辛くて、一番大変なのはメンバー6人なんじゃないかなと、わたしは思っています。
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だって、この体制になることは前々から分かっていたことじゃない。
きっと知ってまだ半年とかそのくらいですよね?
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ファンの私たちだって、まだ戸惑う想いがあるわけだし…。
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歌割りだって変わるだろうし、ダンスのフォーメーションだって変わるはずで…。
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個々の活動もある中、それを覚えて形にするのって、本当に大変だと思います。
本当の意味でのリスタートとなる今回のツアー。
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メンバーにとってもファンにとっても、すごく特別なライブだと思います。
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メンバーの決意だって大きなもののはずだし、その反面、不安だってあると思います。
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大きくなればなるほど、可能性は広がるけれど、抑えられてしまう部分もあると思うんです。
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新規のファンが増えなければ、ドームでのライブが出来るまでにならなかったかもしれないし…。
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AAAはいつだって目の前にあることに、今、自分たちが出来ることに真剣に向き合っていると、わたしは思っています。
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6人が届けてくれるものを受け取るだけ。
受け入れたい。
わたしは、そう思っています。
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わたしもストーリーを書いていてよく思いますが、言葉って本当に難しい。
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とらえ方もその人次第だから、本当に伝えたかった想いが届かないこともある。
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とりあえず今は、メンバーのメンタルがとっても心配です😣😣
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話がだいぶ脱線してしまいましたが…メンバーの心境を思うと、言わずにはいられなかったので…😣
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不快に思った方が居たらごめんなさい。
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ストーリーの更新、これからはゆっくりペースになりますが、変わらず楽しみに待っていて頂けたなら、嬉しいです(*´꒳`*)
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本当に真面目なんだか適当なんだか分からない、こんなわたしですが、これからもどうぞよろしくお願いします◡̈♥︎
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#aaaストーリー
#お知らせ
#大好きな人たち
#ずっと応援してます
#これからも変わらず
#待っていて頂けたら
#嬉しいです
#こんな私ですが
#これからもよろしくお願いします
#君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 9
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<西島side>
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〜♪〜♪〜♪〜♪
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<発信・秀太>
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秀太) はい。もしもし。
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西島) あ、秀太?俺これから向かうんだけど、秀太は?もう着いてる?
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秀太) あぁ、俺も今ちょうど向かってる。
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西島) そっか。あのさ、花束って一旦、店の人に預かってもらったほうがいいよね?
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秀太) そうだな。
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西島) 了解。じゃあ、またあとで。
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秀太) あぁ。…あ、西島。
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西島) ん?なに?
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秀太) あの…今日さ、今日……
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西島) ……なに?なんだよ?
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秀太) …いや。何でもない。
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西島) は?なんだよそれ(笑)
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秀太) いや、本当に。…んじゃ、またあとで。
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西島) おぅ、また。
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今日は涼介の結婚祝い。
結婚か…。
俺にはまだ、想像もつかないや。
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テツ) おーっ!にっしー、おっ疲れぃ!
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西島) お疲れ。はは。なに?テツ、もう飲んでんの?
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テツ) 飲むわけねぇーだろ。今日はちゃんと待ってるし。
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西島) おまえは相変わらずテンション高いな。
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テツ) それを言うならにっしーもだろ?
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西島) テツには負けるけどな(笑)
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涼介) にっしー、ありがとな。今日は来てくれて。
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西島) なに言ってんだよ。あたりまえだし。…葵ちゃん、結婚おめでとう。笑
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葵 ) ありがとうございます。笑
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テツ) つか、秀太たち来んの遅くね?俺、まじ腹減ったんだけど。
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西島) ……あれ?他にも誰か来んの?皿が1個多い…
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涼・テ) えっ?
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涼介) にっしー…もしかして聞いてない…?
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西島) え?なにが?
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テツ) もしかして秀太のやつ、サプライズ再会狙ったとか?
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西島) ん?なにそれ?
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涼介) ……にっしー、実はさ/
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秀太) 悪りぃ!遅くなった。
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テツ) 秀太、まじ遅っせぇーよ。ほんっと腹減った。待ちくたびれたし。
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秀太) はは。だからごめんって。
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千晃) ……あの…こんばんは…
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西島) ! …えっ……
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テツ) ちょっと伊藤ちゃん!久しぶりじゃん!なに、何?伊藤ちゃん、なんかまた可愛くなってる!
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千晃) ふふ。ほんと、お久しぶりです。
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西島) …………
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涼介) 千晃ちゃん、ありがとね。今日は俺がわがまま言って、来てもらっちゃって…
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千晃) ううん、全然。わたしも嬉しかった。誘ってもらえて。
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テツ) うわぁ…まじ超懐いんだけど。このメンバー。
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西島) …………
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秀太) …伊藤ちゃん、とりあえず座ろっか。
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千晃) うん。
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西島) …………
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秀太) …………
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千晃) …にっしー、久しぶり。笑
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西島) えっ ⁈ ……あぁ、久しぶり。笑
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千晃) 元気そうでよかった。
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西島) あ、うん。……千晃ちゃんも…
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つか…なんで、ちーちゃんがここに居るんだよ…。
しかも、にっしーって…あだ名呼びに戻ってるし…。
俺も思わず、千晃ちゃんとか言っちゃったけど…。
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コソッ
西島) 秀太、聞いてないけど?なんでちーちゃんが居んだよ。
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コソッ
秀太) ぁあ…うん。まぁ…言ってなかったかも…
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西島) は?かもってなんだよ…
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テツ) ん?にっしー、どうかした?
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西島) えっ?…あ、いや……
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テツ) なに飲む?とりあえず、みんなビールでいい?
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西・秀) うん。
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コソッ
西島) 秀太、おまえさ…
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コソッ
秀太) 悪かったって。なんか…言いづらくて…
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コソッ
西島) まじさ…言ってよ。こっちにも心の準備ってもんがあんだろ。
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千晃) …ふふ。
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西・秀) え…なに?
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千晃) 仲良いよね、相変わらず。笑
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西島) は?別に仲良くなんかないし…
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千晃) 嘘だぁ〜?にっしーは昔から末吉くんのこと、大好きだもんね。
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西島) // は ⁈ まじ違うから…
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秀太) はは!ほんっとそうなんだよね。こいつ、俺ラブだから(笑)
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西島) 秀太、おまえな?
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秀太) ……痛っ!…西島、おまえ本気でつねんなよ。
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西島) ……おまえが悪いし。
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秀太) だからごめんって。
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千晃) ふふ。やっぱり変わってないね。あたし、2人見てるのなんか好きだったよ。
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西島) え…
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" 2人見てるのなんか好きだったよ "。
ちーちゃんは…ちーちゃんはもう、あの頃のちーちゃんじゃないのかな…。
ちーちゃんはさっきからずっと、普通に笑顔で喋ってる。
1年ぶりに会って、動揺してドキドキしてるのは俺だけなんだろうな…。
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#aaaストーリー #aaa #西島隆弘 #伊藤千晃 #末吉秀太 #にしちあ #すえにし #flavorofkiss #君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 8
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<末吉side>
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♪ピロン
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テツ:「来週の金曜に飲む場所、ここに決まったからよろしく〜!」
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♪ピロン
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<返信>
秀太:「了解!」
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♪ピロン
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テツ:「そういえば伊藤ちゃんは?来れるって?」
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♪ピロン
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<返信>
秀太:「まだ返事待ち。」
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♪ピロン
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テツ:「そっか。涼介すげー会いたがってるから、もう一回声かけてよ」
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♪ピロン
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<返信>
秀太:「わかった」
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高校の時からずっと仲が良い俺ら4人。
その中の1人、涼介の結婚が決まった。
お祝いの会をやるのに、涼介が伊藤ちゃんも呼んでほしいと言っている。
1年前まではよく集まってたもんな、俺らと伊藤ちゃんの5人で…。
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秀太) …やっぱ誘うだけ誘ってみるか…
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伊藤ちゃんと同じデパートの同じフロアで働いている俺が、伊藤ちゃんを誘うように頼まれた。
けど本当はまだ、伊藤ちゃんのことを誘っていない。
西島はまだ伊藤ちゃんに未練があるし、もし気まずい空気になったら…って考えると、本当は正直、気乗りしない…。
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秀太) 伊藤ちゃん。
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千晃) …あ、末吉くん。お疲れさまです。笑
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秀太) お疲れさま。…今、ちょっと大丈夫?
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千晃) うん。お客さん居ないから大丈夫だよ。…どうかした?
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秀太) うん…。あのさ、涼介が結婚決まったんだ。
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千晃) えっ ⁈ 本当に?
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秀太) うん。
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千晃) 葵さんとだよね?
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秀太) うん。
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千晃) え〜っ、すご〜い!よかったね。おめでたいね。あ、涼介くんにおめでとうって伝えておいて。笑
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秀太) うん……で、まぁそのことなんだけどさ…
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千晃) ん⁇
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秀太) …来週ね、お祝いの会やるんだけど、伊藤ちゃん、来れたりするかな?
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千晃) え…?わたし?
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秀太) うん。なんか、涼介が伊藤ちゃんにも来てほしいって言ってて…
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千晃) え…
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秀太) いや、でも無理にとは言わないから。伊藤ちゃんも彼氏居るし…
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千晃) ……うん、分かった。彼氏に聞いてみる。
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秀太) …うん。けど本当、無理しないでね。
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千晃) 大丈夫だよ。多分、行って来ていいよって言ってくれると思うし。それで、来週のいつなの?
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秀太) あ、金曜日。
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千晃) 金曜日ね。分かった。
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秀太) あ…と……西島も来るけど……
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千晃) 分かってるよ。だって、もともとはにっしーの友達じゃない。
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秀太) …だよね。うん。…はは。ごめん。
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千晃) …にっしーは?…にっしーは大丈夫なのかな?わたしが行っても…
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秀太) それは大丈夫なんじゃない?つか、そもそも今回は涼介の為に伊藤ちゃん呼ぶんだし。あいつは関係ないでしょ。笑
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千晃) そう…かな?
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秀太) うん。そこは気にしないで、本当に。
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千晃) うん。分かった。
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秀太) じゃあ、またラインでもいいから分かったら連絡ちょーだい。
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千晃) うん。笑
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断られるかと思ってた。
伊藤ちゃんも、西島が来るなら行かないって、そう言うと思ってた。
けど、伊藤ちゃんにとって西島とのことは、もうちゃんと過去の恋になってるんだろうな…。
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<伊藤side>
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涼介くんが結婚かぁ…。
なんか懐かしいな…みんなと集まってたあの頃が。
隆弘くんは変わりないのかな…。
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〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪
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<発信・真ちゃん>
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真 ) もしもーし。ちあき?
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千晃) あ、真ちゃん。今、電話大丈夫?
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真 ) おん。
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千晃) あのね…来週の金曜日なんだけど、友達に飲みに誘われて…行って来てもいいかな?
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真 ) おん、もちろんええよ。…何?わざわざ電話せんでも、今度会うた時でよかったのに。
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千晃) うん…。…そうなんだけど…
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真 ) あ、飲み会とかなん?女の子だけやないってこと?
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千晃) あの…うん……飲み会っていうか、末吉くんに友達の結婚のお祝いに誘ってもらって…
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真 ) …そうか。ええよ、行って来て。
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千晃) うん。ありがとう。終わったら真ちゃんのお家に行ってもいい?
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真 ) んー……だめ。
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千晃) …え…なんで?
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真 ) …なんとなく…
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千晃) …………
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真 ) はは。嘘やで。だめなわけないやん。ちょっと、ちあきんことからかいたくなっただけや。家で待ってるな。
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千晃) 真ちゃん…。…行かないほうがいい?行かないほうがよかったら、わたし行かなくても…
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真 ) ええよ。行ってき。
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千晃) …本当にいいの?
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真 ) おん。
.
千晃) 真ちゃん…ありがとう。
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行ってほしくなかったら、真ちゃんはきっとダメだって言うと思う。
でも本当は、行かないでほしいって思ってるのかな…。
わたしを誘ってくれた涼介くんの気持ちが、素直に嬉しいと思った。
" おめでとう " って、直接言えるなら伝えたいと思った。
だけど、真ちゃんのことを不安にもさせたくないしな…。
やっぱりもう少し、ちゃんと考えてみよう…。
.
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ーーーーーーーーーーーーーーーーー#君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 7
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<西島side>
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また会えた。
この前すれ違ったのも、きっとあの子だったのかな…。
ちーちゃんと同じ香り…。
泣いてたな…傘、さしてなかったな…。
制服着てたけど、この近くで働いてるのかな…。
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客A ) すみません…
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西島) …あ、はい。いらっしゃいませ。
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客A) 2000円くらいで花束、作ってほしいんですけど…
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西島) はい、かしこまりました。ご希望とかありますか?色とか…花の種類とか…
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なんで泣いてたんだろう…。
また、会えるかな…。
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西島) お待たせ致しました。…こんな感じでどうですか?
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客A ) わぁ!はい、大丈夫です。とっても可愛い。ありがとうございます。笑
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西島) よかったです。気に入って頂けて。笑
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客A ) /// 本当にありがとうございます。
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あれから一週間が経つ。
やっぱり、もう会えないのかな…。
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客A ) じゃあ、また来ます。笑
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西島) ありがとうございます。またお待ちしてます。笑
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西島) …………ふぅ…そろそろ閉店か……
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宇野) …あの……
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西島) はい。…あっ!
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声をかけられ振り向くと、あの時の彼女が立っていた。
やっぱり…来てくれた。
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西島) こんばんは。笑
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宇野) …こ、こんばんは…
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西島) あ、中入って?ちょうど店、閉める時間だから。
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宇野) いえ…わたしはお借りした傘を返しに来ただけなので…
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西島) いいから。さ、入って。笑
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そう言って俺は、彼女の背中を押して、ちょっと強引に店の中へと導いた。
ふわっと香る優しい香り…。
懐かしくて…俺が大好きだった人と同じ匂い。
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西島) あ、その辺に座ってて。
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宇野) …………
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西島) ……ふふ
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宇野) …なに?…何ですか?
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西島) え?いや…別になんでも。笑
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宇野) 何でもなくないですよね?…人の顔見て笑って…失礼だし…
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西島) あ…すみません。別にあなたの顔見て笑ったわけじゃないです。
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宇野) じゃあ、なんで笑ったんですか?
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西島) いや…この人、本当に花屋だったんだって顔が、なんかおかしくて。
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宇野) やっぱり顔見て笑ったんじゃん。
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西島) あ、そう…なのかな?ごめんなさい…
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宇野) ……別にいいですけど…
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西島) 来てくれると思ってた。きっと、傘返しに来てくれるだろうなって。
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宇野) ……なに?その自信…
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あの日彼女に貸した傘は、店用の傘だった。
傘の持ち手のところに、うちの店のシールが貼ってある傘。
だからきっと、彼女は返しに来てくれるような気がした。
ちゃんと店まで返しに来てくれるって。
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西島) いい人そうだったから。笑
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宇野) いい人…。…そんなこと言われても、全然嬉しくないですけど…
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西島) ……はは!あんた、なんか変わってるよね?う~ん…ちょっと冷めてる?
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宇野) あんたって…。…あの、さっきからずっと思ってたんですけど、なんか馴れ馴れしいですよね?あなた。
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西島) え?そう?…そうかな…?
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宇野) そうですよ。いきなりタメ口だし…
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西島) だって俺より年下でしょ?
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宇野) は?絶対、あたしのほうが年上だし。
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西島) まさか。え、じゃあいくつ?
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宇野) …うわぁ…ほんっとにデリカシーない…。普通、聞きます?女性に年齢とか…
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西島) 別にいいじゃん。だってまだ若いでしょ?24歳くらいに見えるよ?
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宇野) ……7です。…27…
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西島) うっそ!俺と同じ。タメじゃん、タメ。
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宇野) ……これ。傘、ありがとうございました。
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西島) いいえ。いいよ、敬語使わなくて。同い年なんだし。笑
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宇野) …別にいいです。もう会うこともないと思うので。
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西島) え…
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宇野) なんか苦手だから。あなたみたいな人。
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西島) 俺も。
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宇野) …え?
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西島) 俺も苦手。あんたみたいなタイプ。
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宇野) は?…なっ…別に好いてもらわなくても結構ですから!
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西島) 俺だってガッカリしたし。なんか言葉にトゲがある感じでさ。もっと…もっと謙虚で優しくて、おとなしい感じの子だと思ってたのに…
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宇野) そんな…ちょっと会ったくらいで何が分かるのよ…本当、嫌なやつ…
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西島) ……帰れば?傘返しに来たんなら、もう用は済んだだろ?…ていうか、傘なんて必要なかったみたいだけど。
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宇野) …!……い、言われなくても帰ります!
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西島) どうぞお気を付けて。さようなら。
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宇野) お気遣いありがとうございます。さようなら!
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そう言ってその場から去って行った彼女の顔は、怒りと悔しさと悲しさと…色々な思いが入り混じった表情だった。
ちょっと言い過ぎちゃったかな…。
違うに決まってんじゃんか。
俺、なに期待してたんだろう…。
同じなのは香りだけ。
あの子にちーちゃんの影を探しても、仕方ないのにな……。
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#aaaストーリー #西島隆弘 #宇野実彩子 #伊藤千晃 #君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 6
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<日高side>
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日高) ママさん、おかわりもらってもいい?
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宇・母) もちろん。みっくんはいつもたくさん食べてくれるから、おばさんも嬉しいわ。
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日高) ママさんの作るごはん美味しいから、俺すげぇー好きなんだよね。
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宇・母) ふふ。ありがとう。
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宇野) ただいまぁ〜。
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宇・母) あら、おかえり。
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日高) おぅ、おかえり。笑
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宇野) おかえりって……あんた、また来てたの?人ん家の玄関の真ん中に、大っきい靴置いてんじゃないわよ。
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日高) 何だよその言い方。俺は客だぞ?もっと優しくしろよな。
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宇野) は?客?いつもちゃっかり夕飯食べに来てる人が?
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日高) だって好きなんだもん。宇野ママが作るごはん。
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宇野) は?意味分かんないよね?
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宇・母) いいじゃないの。みさちゃんも帰って来てくれて、みっくんもまた遊びに来てくれるようになって、もぅお母さん、ほんっとに嬉しいんだから。
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日高) ですよね。…つか宇野、おまえ今日、傘持って行ってたんだ?
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宇野) …え?なんで?
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日高) だって雨降ってんのに全然、濡れてねぇーじゃん。あ、それともコンビニで買った?
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宇野) あ…うん。まぁ……
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日高) ⁇
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宇野) ………ちょっと着替えてくる。
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日高) ……あいつ、何かあったのかな?…ママさん、なんかみさちゃん、様子へんじゃなかった?
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宇・母) そぅ?帰って来てからいつもあんな感じよ。まだ辛いのかしらね…
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日高) …………
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宇野とは小学校からの同級生。
昔は隣の家に住んでたけど、俺の実家は3年前に引っ越した。
宇野の家族ともずっと仲が良くて、宇野のことも妹みたいで…なんか放っておけないんだよな…。
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宇野) わぁ!美味しそう〜!
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宇・母) みっくんが買って来てくれたのよ。
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宇野) 日高くん、たまにはやるじゃん。
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日高) 何だよ、たまにって。
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宇・母) みさちゃんに早く元気になってほしいからって。本当、みっくんは昔から優しいわよね。
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日高) // べ、べつに優しくなんか…
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宇野) どうせ、ただのご機嫌とりだってば。いつも家のごはん食べてるのも申し訳ないって思ったんでしょ?
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日高) は?そんなんじゃねぇーし。おまえって、ほんっと失礼だよな?
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宇野) う、そ。ありがとう、日高くん。笑
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日高) // えっ…なんだよ、急に素直。
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宇野) ふふ、たまにはね。…でも、覚えてくれてたんだ?わたしがここのタルト好きだって。
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日高) …まぁな。
.
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忘れるわけないだろ…。
宇野は俺の誕生日に、いつもここのタルトを買って来てくれていた。
だけど、宇野が元カレと付き合ってからは、会うことも減っていったんだよな…。
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宇野) ん〜美味しい。しあわせだぁ〜。
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日高) はは。単純なやつ。
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宇・母) ねぇみっくん、今日は家に泊まって行ったら?
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日高) えっ ⁈ …いや…けど俺、明日も仕事だから…
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宇野) 菜月ちゃんに怒られるからの間違いじゃなくて?
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日高) // は ⁈ おま…なに言ってんだよ…
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宇・母) そっかぁ…そうよね、菜月ちゃんに心配掛けたら悪いわよね。
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日高) // えっ…ママさん、菜月のこと知ってんの?
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宇・母) うん、みさちゃんから色々聞いてるから。笑
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日高) は ⁈ …色々って……ったく、宇野のおしゃべり。
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宇野) 〜♪〜♪〜♪
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日高) なっ…鼻唄なんか歌いやがって…
.
宇野) 帰りなよ。あたしもまたへんな誤解とかされたくないし。
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日高) 言われなくても帰るよ。
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宇野) あっそ。それはよかった。
.
日高) ………宇野、大丈夫か?
.
宇野) …ん?なにが?
.
日高) …いや…
.
宇野) ……大丈夫だよ…
.
日高) …そっか…
.
宇野) …………
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日高) なんかさ…なんかあったらちゃんと言えよ?俺に力になれることがあったら…
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宇野) うん。ありがとう。…ごめんね?心配掛けちゃって…
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日高) そんな、いいっての。笑
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宇野) ふふ
.
.
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小ちゃい頃からずっと見てきた。
いつも一番近くに居て、宇野のことならなんでも分かるって、そう思ってた。
けど…大人になると分からないこともある。
宇野の本当の気持ちも、俺が宇野にしてあげられることが何なのかも…。
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
#aaaストーリー #aaa #宇野実彩子 #日高光啓 #浦田直也 #みつみさ #flavorofkiss #君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 5
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<浦田side>
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社員A) お疲れ様でした~。
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直也) お疲れ様でした。
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亜矢) 直也さん、お疲れ様です。笑
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直也) …あ、お疲れ。
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亜矢) もう帰れそうですか?
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直也) うん。
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亜矢) よかった。…行きましょ?笑
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直也) …うん。笑
.
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今までと変わらない毎日。
今日もこうして、俺は後輩と一緒に帰る。
.
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亜矢) 直也さん、今日なにか食べて行きません?
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直也) …え?……うん。そうしようか。
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亜矢) ふふ。…なんか嬉しいな…
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直也) …………
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亜矢) …あ、そうだ直也さ/
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直也) 柏木さん。
.
亜矢) え…はい?
.
直也) 最近、どう?
.
亜矢) …どうって…何がですか?
.
直也) 上野。…まだ連絡来てるの?
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亜矢) …前ほどではないですけど、たまに着信入ってます…
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直也) …そっか…
.
亜矢) …………
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直也) 柏木さんさ、もう…大丈夫かな?…もう俺が居なくても/
.
亜矢) 困ります。わたし…直也さんが居てくれなきゃ困る…やっぱり、まだ怖い…
.
.
会社の後輩の柏木さん。
同僚の上野くんにしつこく交際を迫られ、つきまとわれていた。
その相談に乗ったことがきっかけで、俺は大切な人を悲しませてしまった。
たくさん泣かせてしまった。
そして、その手を離してしまった…。
.
.
直也) …ごめん…そうだよね。うん、大丈夫。まだしばらくは家まで送るから。
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亜矢) ……迷惑…ですか?わたし…やっぱり直也さんに迷惑掛けてますよね…
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直也) そんなことないよ。
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亜矢) でも…
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直也) また前みたく、家の前で待ちぶせしたりしてたら危ないし。
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亜矢) …………
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直也) ごめん。急に…。大丈夫、俺がちゃんと守るから。
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亜矢) // 直也さん…
.
.
守るってなんだろう…
俺が本当に守らなきゃならなかったのは柏木さんじゃない。
実彩子だったのに……。
.
.
直也) それから柏木さんさ、会社ではちゃんと名字で呼ぶようにね?
.
亜矢) え…でも、会社では付き合ってるってことになってるから、大丈夫かなって…
.
直也) それは上野がまだ会社に居た頃の話ね。今はもう上野も辞めて、みんな演技だったって分かってるから。
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亜矢) …………
.
直也) あ~、お腹空いたね。なに食べに行こうか?
.
亜矢) …………
.
直也) …柏木さん?どうした?
.
亜矢) ……演技か…
.
直也) …え…
.
亜矢) そうですよね。わたしと直也さんが付き合ってるって、本当に信じてたのはあいつだけですよね…
.
直也) …………
.
亜矢) …大丈夫です。それでもわたしは…
.
直也) …柏木さん、俺さ……
.
亜矢) 会社で呼ばなければいいですか?会社ではちゃんと、浦田さんって呼びますから。だから…これからも直也さんって呼んでもいいですか…?
.
.
なんとなく…なんとなくだけど気づいている。
柏木さんの俺への気持ち…
だけどまだ、俺の中には実彩子が居る。
今でもまだ…実彩子が……。
.
.
直也) …別にいいけど…
.
亜矢) はぁ、よかった…
.
直也) …………
.
亜矢) 直也さんも。直也さんも外では亜矢って呼んでいいですよ?柏木さんって、なんか堅苦しいし…
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直也) 俺はいいよ…
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亜矢) ……亜矢ちゃんとかでもいいんですけど…
.
直也) …………
.
亜矢) …………
.
.
" 亜矢ちゃん "。
そう呼んだら、柏木さんにちょっと期待させてしまう気がした…。
.
.
直也) …じゃあ、柏木ちゃん。
.
亜矢) …え…
.
直也) なんか、かわいくない?柏木ちゃんて。笑
.
亜矢) // …いいですよ。じゃあ、柏木ちゃんで。
.
直也) よし。じゃあ柏木ちゃん、今日は焼き肉食べ行こう。
.
亜矢) えっ?焼き肉ですか?
.
直也) だめ?
.
亜矢) /// わ、わたしも焼き肉…食べたいです。
.
直也) じゃあ決まりね。あ~、早くビールが飲みたい。
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亜矢) そっちですか?
.
直也) そう、そっちね。笑
.
亜矢) // ふふ
.
.
.
今までと変わらない毎日。
だけど…変わったことが1つだけある。
それは、君が俺の隣に居ないこと。
君の笑顔には、もう会えないこと。
そして…君のことを一番に考えてやれなかった、あの日の俺の後悔…。
今さらそんなこと思っても、もう遅いって分かってる。
分かってるよ……。
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#aaaストーリー #aaa #浦田直也 #宇野実彩子 #うらうの #flavorofkiss #君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 4
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<宇野side>
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宇野) やだぁ…なに?……雨降りそうじゃん…
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さっきまで暑いくらいの快晴だったのに、空を見上げると鈍よりとした雲がもくもくと広がっていた。
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宇野) 最悪。今日、傘持って来てないや…
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女A ) ……って思ってたんですけど、先輩がかばってくれて、ほんと助かりました。ありがとうございます。
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男B ) だってあれは、課長の言ってることのほうが理不尽だったから。佐藤さんは全然、悪くない。
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宇野) …………
.
女A ) 本当、いつもすみません。今日のランチはわたしにご馳走させてください。
.
男B ) いいって、そんな。気にしないでよ。
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隣にいる2人が話している会話。
聞くつもりはないのに、聞いてしまう。
あぁ…きっと、こんな感じなのかな…。
先輩と後輩って…。
よっぽどかわいいんだろうな、後輩のことが…。
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.
宇野) ………もぅ、忘れなきゃ……
.
.
忘れたい。
だけど…やっぱりまだ忘れられない…。
信号が青に変わった。
前に進まなきゃ。
わたしも、ちゃんと前に……。
.
.
宇野) ……っ…もぅ……なんで…っ……
.
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泣きたくないのに…もう泣きたくなんかないのに、勝手に涙がこぼれた。
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グイッ/
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宇野) えっ…?
.
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泣きそうな想いを…それでも溢れてしまう涙を、必死でこらえながら交差点を歩いていると、急に誰かに右腕をつかまれた。
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西島) …ちぃ……ちゃん?
.
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え…?誰それ?
なに?急に…。
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西島) ……あのっ……
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宇野) ……ひ、人違いです……
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.
わたしがそう言うと、その人はグッと強くつかんでいた力を緩めた。
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西島) ……すみません…急に……
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落胆なのか、それとも最初からそうと解っていたのか、寂しそうな…悲しそうな小さな声で、その人はそう言った。
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宇野) ……あの…離してもらえますか?
.
.
それでもまだ、わたしの右腕をつかんだまま動かない彼。
どんな人なんだろう…
素直にそう気になって、彼のほうへ振り向いた。
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.
西島) …………
.
宇野) …………
.
.
振り向くと、彼はわたしのことを見ていた。
切なくて、今にも泣きそうな目…。
違うよ…わたしは、あなたが探している人じゃない…。
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.
西島) …大丈夫…ですか?
.
宇野) …えっ…?
.
西島) ……ハンカチ、持ってないや…
.
宇野) ……!…あのっ…すみません…
.
.
自分だよ…泣いていたのは、わたしのほうじゃん…。
もう情けない…恥ずかしい…そんな思いが一気に込み上げてきて、わたしはまた前を向き涙を拭いた。
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.
西島) …あの…
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宇野) ………すみません…失礼します…
.
.
その場にいるのが気まずくなって、わたしはそこから立ち去った。
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西島) …………
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宇野) …あ、雨……
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歩き出すとポツリ、ポツリと雨が降ってきた。
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.
宇野) …本当に降ったし…
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あー、もうどうでもいいや。
むしろ雨に濡れていたいかも…。
そう思っていると、今度はトントンと肩をたたかれた。
振り向くと、そこにはさっきの彼が立っていた。
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.
西島) これ、使って?
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宇野) …えっ…?
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そう言って優しい笑顔で、彼はわたしにビニール傘を差し出してくれた。
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宇野) …でも…
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西島) じゃあ、また。笑
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宇野) えっ…ちょっと……
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タッタッタッタッ/
.
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" じゃあ、また "。
さっきの切なそうな表情とはまるで違う優しい顔で笑うと、彼は雨の降る中を走って行った。
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宇野) またって……へんな人…。自分が濡れちゃうじゃん……
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彼が貸してくれた傘を開く。
透明の傘越しに見上げた空には、ただただ雨が打ちつけるだけ。
落ちては流れての繰り返し…。
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.
宇野) …やっぱり要らないや…
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傘を降ろし、雨に打たれながら歩く。
守ってくれる人なんて居ない。
今のわたしには、もう誰も…。
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西島) …………
.
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わたし、また誰かを好きになれる日が来るのかな…。
またあんな風に、誰かと思い合える日が……。
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#aaaストーリー #aaa #西島隆弘 #宇野実彩子 #伊藤千晃 #たかうの #flavorofkiss #君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 3
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<伊藤side>
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千晃) …………
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真 ) ……似合いそうやな、その浴衣。
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千晃) ! …びっくりした~!もぅ、いつから居たの?
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真 ) ん?さっき。
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千晃) 早く声かけてよ。いきなり後ろからとか…ほんとびっくりするじゃん。
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真 ) だってちあき見てたら、おかしなって。ジーッって。その浴衣、そんなに気に入ったんか?
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千晃) …え?……うん。今年は真ちゃんと花火大会行きたいなと思って。
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真 ) 初めてやもんな。ちあちゃんと付き合うてから、初めての夏。
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千晃) うん。ふふ。なんか楽しみ。
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真 ) 何が?
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千晃) 夏って、なんかワクワクしない?日が長いから、やれることも多い気がして。夏にしかない空気も、あの朝焼けの感じも、なんか好きなんだ。
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真 ) 真冬生まれやのに?
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千晃) え?それ関係ある?
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真 ) 関係ないか(笑)
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千晃) ふふ。もぅ、真ちゃんは。
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真 ) 俺も楽しみやで。ちあきといっぱい、色んなことしたい。今しか出来んこと、夏にしか出来んこと、いっぱいあるもんな。
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千晃) うん。笑
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真 ) ……あ、そうや。ちあちゃん、これあげる。
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千晃) え…?香水?
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真 ) おん。ちょっと時間あったから、健太んとこ寄って来たんや。
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千晃) 健太くんか。なんか久しぶりに名前聞いた気がする。健太くん、元気だった?
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真 ) おん。あいつ、ずっと喋っとったわ。今度、3人で飲み行きたい言うてたで。
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千晃) え?あたしも?
.
真 ) おん。
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千晃) わたしはいいよ。2人で行って来なよ。笑
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真 ) そんなら、行かんでええわ。
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千晃) え…?なんで?
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真 ) あいつ、酒グセ悪いから。酔うとすぐ女の子呼びたがるねん。俺、ちあきに心配掛けたくないし。
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千晃) 真ちゃん…
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真 ) 俺も嫌やしな。もし、ちあきが知らん男と仲良うなったりしたら。せやから、ちあちゃんが行かんのやったら、俺も行かない。
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千晃) もしかして…わたしのせい?真ちゃん、健太くんと飲みに行かなくなったのって、わたしに気ぃ遣って…
.
真 ) そんなわけないやろ。俺はちあきと居ったほうが楽しいし、幸せやから。それにな、もう飽きたわ。健太とは散々、遊んでたからな。
.
.
真ちゃんは優しい。
別にそんなこと、言わなくてもいいのに…。黙って飲みに行けばいいのに…。
わたしがやきもち妬きだから、すぐに不安がるから…だから真ちゃんは、きっと健太くんともあまり遊ばなくなったんだろうな…。
.
.
千晃) …行こ?今度、健太くんと3人で飲みに。
.
真 ) ええよ、別に。そんな気ぃ遣わんで。
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千晃) ううん。あたしが行きたいの。
.
真 ) ほんまか~?なんか嘘くさいわ。
.
千晃) ほんとだってば~。真ちゃんの友達はわたしも大事にしたい。それに真ちゃんにも自分の友達、ちゃんと大切にしてほしいから。
.
真 ) ちあき…
.
千晃) ごめんね?全然、気づかなくて…
.
真 ) あほ。謝ることなんか何もないやろ?…ちあき、ありがとうな。笑
.
千晃) /// …あほ。ありがとうはこっちのセリフだし。
.
真 ) あ!また真似した!ちあちゃん、たまに俺のことバカにしてるやろ?
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千晃) してないよ~(笑)
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真 ) してるやん、絶対。せやけど、かわいいから許したる。笑
.
千晃) /// またそうやって…褒めればいいと思ってるでしょ?
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真 ) そんなん思ってへんよ。本心やで?本心。
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千晃) // …じゃあ、そういうことにしといてあげる。……こ、香水、開けてみてもいい?
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真 ) ふふ。おん。新作なんやって。ちあちゃんぽい匂いやな~思うて。
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千晃) ………うん。うんうん!いい匂い!なんか…夏っぽい香りだね。笑
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真 ) ほんま?嫌いな香りやない?
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千晃) 全然。うん、すき。この匂い。本当いい香り。真ちゃん、ありがとう。
.
真 ) よかったら使ってな。笑
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千晃) もちろん使うよ。…真ちゃんは?真ちゃんは何か欲しいものある?あたしも何かお礼がしたい。
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真 ) ええよ、そんなん気にせんで。俺があげたかっただけやし。笑
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千晃) でも………!
.
.
優しいのに、ちょっとだけ意地悪そうな表情で笑うと、真ちゃんはわたしにキスをした。
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千晃) ////// ………
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真) …ふふ。
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千晃) ///// ちょ、ちょっと…
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真 ) お礼、今のキスで充分やわ。笑
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千晃) ////// なっ…ちょっと……急に恥ずかしいし……
.
真 ) ほんまにちあき、かわいすぎやで?笑
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千晃) // もう、ほんとやだ…
.
真 ) ほんまは嬉しいくせに。ふふ。ほら、早よごはん食べ行くで。もう、お腹ぺこぺこやわ。笑
.
.
夏になると、思い出す人がいる。
思い出す恋がある。
楽しいのに苦しくて、嬉しいのに切なかった…そんな恋。
だけど、それももう今は懐かしい思い出。
真ちゃんと出逢って、真ちゃんに恋をして、真ちゃんと一緒に居られる今が、すごく幸せだから…。
.
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ーーーーーーーーーーー#君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 2
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<末吉side>
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秀太) お疲れ~。
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西島) …ぉお、秀太。お疲れ。笑
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秀太) つか、何かあったの?久しぶりなうえに急じゃね?
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西島) いや…ほら、今日すげー暑かったじゃん。なんかビール飲みたくなって。
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秀太) ふ~ん。
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西島) なんだよ、ふ~んって。
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秀太) 別に。ま、何でも話せよ。俺、明日休みだから何時まででも聞いてやっから。笑
.
西島) おまえってさ、ほんっと勘いいよな?(笑)
.
秀太) おまえが分かりやすいだけだし(笑)
.
.
西島とは高校の時からの付き合い。
イケメンでスポーツ万能で、優しくて面白いことを言う。
モテるのは当然のことで…。
でも…だから勘違いもされやすい。
あの時も…伊藤ちゃんとの時もそうだったんだよな…。
.
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秀太) で、なに?彼女でもできた?
.
西島) おまえな~、思ってもないこと言うなよ(笑)
.
秀太) はは。悪りぃ、悪りぃ。
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西島) なんかさ、もうすぐ夏だよなと思って。
.
秀太) だな。
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西島) うん。………なんか早くない?1年経つの。
.
秀太) 長いようで短いよな。
.
西島) 本当、短い…
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秀太) …元気だよ、伊藤ちゃん。
.
西島) …そっか…
.
秀太) 彼氏とも仲良くやってるみたいだし。
.
西島) そっか。…だよな。笑
.
秀太) 西島さ、おまえまだ好きなの?伊藤ちゃんのこと。
.
西島) ……悪いかよ…
.
秀太) いや?一途だなと思って。
.
西島) 一途じゃないだろ?バカなだけだよ…
.
秀太) 本気だったもんな、おまえ。
.
西島) …気持ちさ、伝えとけばよかったなって。ダメって分かってても、好きって言えばよかったって…
.
秀太) なんで言わなかったんだよ?
.
西島) 段々さ…段々ね、ちーちゃんの気持ちが違う誰かのとこに行ってるって、なんか分かっちゃって。フラれるくらいなら黙ってようって、あの時はそう思ったんだ。
.
秀太) あ~、けどそれ分かんなくもねぇーわ。言わなきゃ傷つかないしな。
.
西島) そう。見栄だよ、見栄。そもそもさ、ちーちゃんが俺のこと好きだったのかなんて、本当のとこは分かんないけど…
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秀太) …………
.
西島) 多分、両思いなんだろうなって…勝手にそんな気がしてたんだよな。
.
秀太) …まぁ、仲良かったもんな。おまえら2人。
.
西島) 友達以上恋人未満の時ってさ、なんか一番ドキドキして、恋してるって感じしない?
.
秀太) はは。西島ってさ、たまに乙女なこと言うよな。まぁけど、その気持ちすげー分かる。
.
西島) 俺さ、本気で好きだったから大事にしたかったんだよ。ちーちゃんを好きだって気持ち。
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秀太) うん…
.
西島) ちーちゃんのことも大切にしたかったし…
.
秀太) ……俺らも悪かったよな…涼介とテツと、いっつもおまえらのこと茶化してたから…そのせいもあったのかなって。…あれは、なんてゆうか申し訳なかったって思ってる…
.
西島) 別にいいよ、そんなのはもう…
.
秀太) …………
.
西島) 伝えなかった気持ちってさ、なんかずっと残るんだよな。やっぱちゃんと、けじめつけとけばよかった。
.
秀太) …後悔してんのか?
.
西島) うん。してる。
.
秀太) 正直だな…
.
西島) フラれてもいいから、ちゃんと素直になればよかったなーって。そしたら俺も、早く次の恋できてたのかなって。
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秀太) …できるだろ?おまえがその気になれば。
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西島) その気にか…
.
秀太) てかさ、なんで今さら伊藤ちゃん?最近ずっと、伊藤ちゃんの話なんてしなかったじゃん。
.
西島) うん。今日さ、昼ごはん食い行く時にすれ違ったの。ちーちゃんと同んなじ匂いのする人に。
.
秀太) 同じ匂い…?
.
西島) そう。俺が好きだったちーちゃんの匂い。あの香りがさ、また癒されんだよな…
.
秀太) …おまえ、本当に好きだったんだな。つか怖いわ、香りに癒されるとか(笑)
.
西島) え?分かんない?この感じ。なんか落ち着くっていうか…
.
秀太) 分かる。ほっとする匂いってやつだろ?けど…それ、伊藤ちゃんじゃないわ。今日、伊藤ちゃん出勤してたし。
.
西島) 知ってる…
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秀太) え?
.
西島) 探したけど、居なかった…
.
秀太) ……こぉわっ!西島、おまえまじでストーカーかよ(笑)
.
西島) うるさいよ。…ま、そんな1日だったってこと。
.
秀太) は?どんな1日?伝わりづれぇー(笑)
.
.
多分じゃない。西島と伊藤ちゃんは、本当に両思いだった。
本気の想いを伝えたかった西島と、西島の本当の気持ちが見えなくなってしまった伊藤ちゃん…。
あの時、2人の好きがすれ違ってしまったこと、悲しいって…残念だって、本当は俺もずっとそう思っていた……。
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#aaaストーリー #aaa #西島隆弘 #末吉秀太 #伊藤千晃 #すえにし #flavorofkiss #君の香り恋する夏

- 君の香り、恋する夏 - 1
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<西島side>
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西島) あー、暑ちぃーな。雨、降んないのかよ…。
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.
6月。東京。
梅雨なのに、雨は降らない。
空を見上げると、抜けるような青空。
もうすぐ夏…か……。
.
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西島) 夏ねぇ……
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季節、人、景色、音楽、匂い…何かを思い出すきっかけは日常の中にあったりして、誰かを思い出すきっかけも、またその中にある。
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西島) ……もう夏か……
.
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ふと思い出す。
本気で好きだった人の笑顔。
そして、自分の想いに素直になれなかった後悔…。
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西島) ………今さらだな……
.
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信号が青に変わる。
いっせいに歩き出す人と同時に、俺も歩き始める。
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サッ……/
.
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西島) …!……ちーちゃん…?
.
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すれ違う人の中から、ふわりと香る懐かしい匂い。
愛しい想いと切ない感情が、同時に込み上げる…。
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西島) …………
.
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とっさに振り向き、彼女の姿を探すけれど、人混みの中に覚えのあるその姿はなかった。
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西島) …ちーちゃん……
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大切にしたかった。
彼女を好きな想いを大事にしていたかった。
本気で好きなんだって、ちゃんと知ってほしかっただけなのに…。
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.
西島) …こんなとこに居るわけないか…
.
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前を向いてまた歩き出す。
彼女にとっての俺は、もう過去の人。
だけど俺にとっては、今もまだ一番大切な人。
もう一度、会いたい人…。
.
.
~♪~♪~♪~♪~♪
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<発信・秀太>
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西島) あ、もしもし、しゅう…
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♪ お留守番サービスに接続します………ピーッ/
.
西島) 秀太、お疲れ。今日飲み行かない?とりあえず連絡待ってます。
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ピッ/
.
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君と最後に会ったあの日から、季節は巡って、また夏が来た。
だけど…俺の想いは変わらない。
もう叶わないと分かっていても、やっぱりまだ、君を忘れられないよ…。
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西島) ……夏…だな……
.
.
.
もう一度、空を見上げた。
高くて青く澄んだ空。
夏はもう、すぐそこまで来ている。
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#aaaストーリー
#aaa
#西島隆弘
#伊藤千晃
#末吉秀太
#宇野実彩子
#flavorofkiss
#君の香り恋する夏

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- 君の香り、恋する夏 - プロローグ
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人の心の奥の気持ちは、どんなに傍に居ても見えないもの。
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そう、本当に信じられるのは自分だけ。
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だけどそんなの悲しいから、人は誰かを愛する。
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そして、愛されることを求める…。
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今年も夏がやって来る。
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暑くて、短い夏が…。
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この夏が終わる瞬間、俺は何をしているんだろう?
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今年はどんな夏になるんだろう…。
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全部、夏の暑さのせいにして、ひと夏の恋をするのもいいかもしれない。
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恋の駆け引きなんて、めんどくさいだけだから…。
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だけど…
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本当は今も忘れられないひとが居る。
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忘れられない想いがある…。
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今でも覚えている。
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君の香りを。
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君に恋したあの夏の日を…。
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もう一度出会ったら、ちゃんと伝えられるだろうか?
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あの日から立ち止まったままでいる、僕の君へのこの想いを…。
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新story始まりました☻
今日はあと1つ出します☻
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#aaaストーリー
#aaa
#西島隆弘
#宇野実彩子
#浦田直也
#日高光啓
#與真司郎
#末吉秀太
#伊藤千晃
#flavorofkiss
#君の香り恋する夏

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こんばんは◡̈♥︎
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いつもわたしの書くストーリーを読んでくださって、ありがとうございます☻
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1週間のお休みを頂きましたが、新しいstory、明日6月3日からプロローグ、始まります❣️
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今回もマイペースに書かせて頂きますが、皆さまにまた楽しみに待っていて頂けるようなお話が書けたらいいなと思っております◡̈♥︎
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改めてよろしくお願い致します☻
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「君の香り、恋する夏」。
♡ Coming soon… ♡
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#aaaストーリー
#aaa
#西島隆弘
#宇野実彩子
#浦田直也
#日高光啓
#與真司郎
#末吉秀太
#伊藤千晃
#flavorofkiss
#君の香り恋する夏
#明日スタート

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