nukinuki nukinuki

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ぬっきー  🇯🇵時にとらわれず宇宙をゆっくり旅してます。平日は地球人と遊んで、写真をアップしてます。写真は地球のカメラで自分で撮ってます。

せっちゃんのカラダの中は、複雑怪奇だった。どうも、機械と生身の身体と獣が混ざってる上に、地球上の物質と絡み合ってるせいで、どこに入れていいかも分からない感じだった。でも、それらしい所を探して覗いてみると、少しだけべちゃべちゃしてることに気づいた。ボクは、ゆっくりと、指を、動かして、みた。

遊園地の後は、せっちゃんと手をつないで夜道を歩く。次第に二人の距離は縮まり、闇は深まっていく。
あれ、空が歪んできた。

しまった、ここはニセモノの世界だ!
街灯はぐにゃぐにゃと曲がりはじめ、せっちゃんのカラダが飴のように伸びはじめた。光と暗闇と意識が混ざり合い、あらゆるものが絡まっていった。せっちゃんはながーい舌でボクを丸ごと包み込み、景色は真っ赤になった。あぁ、あたたかい。ジャリジャリするけど、せっちゃんの匂いだ。ボクも舌を広げこすり合わせた。

遊園地に行くと、ドキドキしながらカノジョと手をつないだことを思い出す。汗ばんだ手をフキフキしつつ、ヒジが胸に当たっちゃうと、ムクムクしちゃうような。彼女のシャンプーの匂いがモッコリしちゃうような。
1人で乗り物に乗ってぐるぐる回りはじめたら、隣になぜかせっちゃんがいた。。。恐る恐る手をつないだら、ギュッとしてくれて、手のひらにチュッとしてくれた。ボクはビィーんとなって、バイーンとなって、ドキドキが止まらなくなって、お返しに長いチューをした。

誰かが、ボクの意識を取り出して、人間型ロボットに移植してくれたらしく、今、ここにいます。怪しい施設から出てきたんだけど、誰も見送ってくれないし、もう入れてくれない感じ。一体どういう目的で、ボクがいるんだろう?
このカラダも使ってて大丈夫なんだろうか?恋をしてもいいんだろうか?誰かと夜を共にしてもいいんだろうか?

今日は、葉っぱにボク自身を送り込んで、葉っぱになってみる。風に吹かれてゆらゆらしてみたり、近所のおばさんが水をかけてくれたり、近所の犬があれをかけてくれたりと、意外に飽きない。
太陽の日差しを浴びて光合成を楽しんでると、懐かしい匂いを感じた。前を横切ったのはせっちゃんだった。でも、ボクは動くことも話しかけることもできず、ただゆらゆらしていた。。。

ボクは、地球上で物体のままいるのが面倒くさくなったので、実体を持たないことにした。で、ボクの意識を細かく分割して、いくつかは引き出しにしまうことにした。残りは、小さいデータに圧縮&暗号化して、みんなのインスタの中に送り込むことにしたよ。この文を読んだ人は、スマホの静電容量方式の画面を介して、人差し指か親指からボクの意識がもう入ったと思う。今日はまだ何もしないけど。

どこかの宇宙人がボクを見つけてくれて、バラバラの鉄屑だったカラダを、とりあえず形にしてくれたよ。ただ、どんな形がいいか分からなかったらしく、横にあったサッカーボールの形をコピーして、柄はその横にあった鞄のをコピーしたらしい。
ということで、今日からボクはサッカーボールだ。どんどん転がり続けるぞ。

ボクの身体は、バラバラになっちゃった。今はただの鉄のゴミ屑だよ。ははは。でも、このままじゃ終われないから、最後の力を振り絞ってみる。
おりゃぁ、う〜ん、えぇえいっ。バラバラの鉄が少しずつ盛り上がってきた。このまま頑張れば、少しは移動できそうだ。ボクは出口に向けてゆっくり進みだした(出口に到着するまで、実はそれから100年かかったのだった 涙)。

徐々に眼のピントが合いはじめて、明るさがゆっくり戻ってきた。
あぁ、誰かがボクの身体の部品を取ってるようだ。。。でも、身体は動かない。もしかしたら、手も足も取られちゃったのかもしれんなぁ。もう、ボクは終わりかのぉ。まさか地球で最期を迎えるとはなぁ。

上から、誰かがボクの眼を取ろうと覗き込む。コイツで地球人の見納めだぁ。。。涙で景色がにじみむ。
ん、コイツは、せっちゃんだ!

ワナだ。ワナだ。どこだ?団地だ。団地だ。ワナだ。アイツだ。アイツだ。受信料だ。ダンスだ。ダンスだ。ワナだ。アイスだ。アツいだ。アイツだ。あいつら。アイスら。スコラ。擦るら。スコラ。団地だ。布団だ。ハダカだ。汗だ。液だ。ダダダだ。

裸のままじゃ困るので、ハンディの通信装置で服を持ってきてもらうようにSOSを出す。すぐにパラシュートで洋服が降りてきたんだけど、中身が、ブラと花柄のワンピースと麦わら帽子。肝心なパンツは無いし、なぜ女ものなのかは分からんが、仕方なく着る。あー、下着無しでスカート履くとスースーするよー。膨らみが無いと不自然なので、一応ブラもしてみた。顔が見えないように帽子を深くかぶって歩きだす。

あれ、ヤバ、前から来るのせっちゃんだ。声かけたいけど、こんな姿見せたくないし、でも、話したい、、、え〜い、なるようになれ!「せっちゃん!」声をかけた途端、せっちゃんは兵器ロボに変形し、ボクに攻撃を始めた。罠だ。

捕まって、牢屋みたいなとこにいるんだけど、何か変。どうも警察じゃないみたい。俺の素性を知ってる誰かが動いてる気がする。。。う〜ん、バレて抹殺される前に逃げなきゃ!でも、今全裸なんだよなぁ。このまま歩いて、かわいい女子に求められちゃっても困るし、急にさわられちゃっても、どうしていいか困っちゃうしなぁ。とりあえず、体操座りで隠しながら転がって行こう。ゴロゴロゴロ.......

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